【初心者必見】家を購入する流れや準備が簡単に解ります
こんにちは。
石川県小松市 赤シャツアドバイザー
タカシマ です。
家づくりを考え始めた時に多くの方が悩むポイント。
「何から手をつけていいのか解らない」
初めて見学会に来場される方や、家づくりを始めたばかりの方から、よく聞かれる質問です。
初めての経験だし、解らなくて当然。焦らなくても大丈夫です。まずは、家づくりがどのように進んでいくのか?
家づくりの全体像を知るだけで心の余裕が全く違います。
家づくりは「迷路」と似ています。
地図を持たないで迷路に入っていくと迷います。当たり前だけど。汗 でも、地図を持って迷路を進んで行けば迷う確率も減ります。
家づくりの全体像を理解すると、家づくりが簡単になります。
まずは、家づくりの進め方、家づくりの全体像を解説します。
・家づくりを始める時の準備
このような内容の記事になります。
これから家づくりを始める方や、家づくりで迷っている方には参考になる内容です。
【初心者必見】家を購入する流れや準備が簡単に解ります
まずは、家づくりを考え始めてから完成までに必要な期間を把握しましょう。土地の有無や、家族構成などで変わりますが、1つの目安として捉えて下さい。
(家族構成とは2世帯住宅の場合です。家族人数が多いと意見をまとめるにも時間がかかります)
家づくりの準備に必要な期間
家づくりをお願いする建築会社を決めるまでの流れになります。土地探しが必要・不必要によっても期間の目安は変わります。
土地探しが必要無い場合は約4〜5ヶ月
土地探しが必要な場合は、「土地を探す期間」を加算して目安にして下さいね。
建築の依頼先決定から完成までに必要な期間
依頼先の決定後すぐに着工できる訳ではありません。プランの検討、内装の検討。色々な事を決定してから着工になります。
着工前の検討部分・約3〜4ヶ月
着工から完成まで・約4〜5ヶ月
この期間を要して家づくりが完成します。
家づくりの「準備」から「完成」までの期間を合計すると約1年。
実は、結構な時間が必要になるので家づくりなんですね。
・お正月には新しい家で住んでいたい。
・子供の転校があるから春までに完成させたい。
家が必要な時期は家族によって違います。必要な期間から逆算して家づくりを進めると希望の時期に完成できます。
年内に完成させたい場合は、1年前の年末から動いていくイメージです。土地探しから検討する家族は「土地探しの期間」も加算して考えて下さいね。
大まかな流れが解ったところで、具体的にどんな事を検討する必要があるのか?何をすればいいのか?を解説していきます。
家づくりを始める時の準備について
「そろそろ家が欲しいな〜」
ママから聞こえてくる声。子供も2人になってアパートも手狭になったしね。そろそろ家を本格的に検討しなきゃ。
まずは、ネットで情報収集。
でも、どんな情報を集めればいいのか?
どんなワードで検索すればいいのか?何を調べればいいのか?
情報量が多すぎて解らなくなります。まずは、どんな情報を集めればいいのか?考えてみますね。
予算について考える
家づくりを始めた時に最初に考えて欲しい事。
それは「予算」です。
家づくりの予算に上限がないと、どんな家もつくる事ができます。でも、最終的に住宅ローンの返済が厳しい。家族で旅行に行けない。そうなると家をつくった意味がなくなります。
家は家族が幸せに暮らす為にある訳ですから。
予算を考える時には金融機関に相談にいきます。
しかし、銀行で借してくれる住宅ローンと、支払っていく事ができる住宅ローン。
これは必ずしもイコールにはなりまません。
まずは、住宅ローンを無理しないで支払っていける「目安の金額」から考えてみるといいと思います。
土地を検討してみる
*建て替えなど土地探しが不要の方は読み飛ばして下さい。
予算が決まれば、その予算の中から土地に使う事ができる金額を考えます。その予算の中で希望のエリア、希望の大きさ、で土地情報を集めてみます。
注意して欲しい事が1つあります。
土地探しは必ず予算が決まってから始めましょう。
予算が決まらず先に土地を購入すると「予算オーバー」になる可能性が高くなります。
例えば、1000万円の土地を買います。でも、総予算は2500万円。
家づくりに使う事ができる金額は1500万円。
予算内で家づくりを考えると想い描く家と違う全く違う・・・
こうならない為にも土地探しは順番が凄く大事になります。
住宅ローンを検討する
*現金で家を購入される方は読み飛ばして下さい。
家づくりを始める多くの方が利用する「住宅ローン」まず、住宅ローンを借りる事ができないと家づくりを進める事ができません。
まずは、住宅ローンを利用できるのか?を確認してから進めましょう。
金融機関の住宅ローンには「事前相談」があります。
事前相談は、住宅ローンを活用できるのか?いくらまで借りる事ができるのか?簡単に知る事ができる制度になります。
金融機関によってはHPで受付できる場合もあります。まずは、事前相談を活用してみましょう。
建築会社を探す
ここまで準備してから建築会社を探しましょう。建築会社によって、家の価格はバラバラです。
自分の予算内で理想の家を建てる事ができるのか?
家族の判断基準を持つ事が大事です。
建築会社には大手ハウスメーカーから小さな工務店まで。
色々な業種が幅広く存在します。全ての建築会社の見学会に参加したり、説明を聞くのは現実的に難しい。
ここで活躍するのが「ネット」です。家にいながら調べる事ができるネットを上手に活用して情報を集めましょう。
デザインのテイスト、価格帯、家の特徴、理念。
この4つは確認して、家族に合う建築会社をピックアップしてモデルハウスや見学会に参加してみましょう。
プランや概算見積りを比較検討する
気になった建築会社から家づくりの提案を受けます。間取りや概算の見積りなど。その後はさらに家族で検討します。
気になった建築会社は1社だけかもしれません。もしかして3社、4社あるかもしれません。ここは家族によってバラバラです。
比較検討する方法も1つだし、1社だけを信頼する方法も1つ。
あなたに合った選び方で大丈夫です。
ただ、3社、4社と打合せする時間と労力は凄く使います。土日は住宅会社との打合せで埋まるので、やっぱり疲れます。汗
皆さんは家づくりだけをしてる訳ではありません。日々の仕事もあれば、家事に育児もあります。その辺のバランスは大事にして欲しいな。と個人的には思います。
建築会社の決定
比較検討した結果、最後は1社にお願いする事になります。
ここでは「本契約」では無い「仮契約」や「申込み」を行います。この先は経費や諸費用が必要になるので、仮契約や申込み時には「お金」が必要になります。
僕の経験では10万〜20万円程度が費用の目安。
本契約ではないので、もしも違和感を感じた場合には解約する事も可能です。
その時に「申込み金」はどうなるのか?ここは確認してから仮契約や申込みをしましょう。
建築設計や家の内装打合せが始まります。
お願いする建築会社も決まり、これからは本格的な設計や内装の打合せに入ります。
担当の設計士やインテリアコーディネーターと顔を合わせる事に。今までの打合せの内容ともガラッと変わります。
間取りの打合せ
家づくりでも一番楽しい部分だと思います。
せっかく楽しい部分だし、思いっきり楽しんで欲しいな。って思います。何回も経験できないですから。
この時に気をつけて欲しい事。
それは、自分の想いをしっかりと設計士に伝える事。
これだけです。
100%の想いや希望が伝われば100%、120%の間取りが出てきます。でも、50%しか伝わらない場合だと、50%の想いや希望しか入っていない間取りになります。
どうやったら100%の要望や想いを伝える事ができるか?
ここをしっかりと考えておく事が重要です。
内装・インテリアの打合せ
間取りが決まると次は内装やインテリア、住設機器の打合せに進みます。
ここからは設計士からインテリアコーディネーターに担当が変わる事があります。家づくりは専門分野に分かれている為に分野ごとのプロが担当します。
内装では、床の色や種類、壁や天井のクロスの種類、内部のドアの色や形状。そして、スイッチやコンセントの位置関係。収納の棚板関係。外観では、外壁の色や種類、屋根の色や種類、玄関ドアやサッシの色。
ザックリと選ぶ項目になります。選ぶ項目が多くてビックリするけど、プロがアドバイスをくれるので心配ないですよ!
そして、住設機器ではキッチン・ユニットバス・洗面化粧台・トイレ。住設機器は金額の増減が大きいので、予算オーバーしない為にも金額を確認しながら選ぶ事がオススメです。
いよいよ家の本契約
間取りが決まり、内装で使う物が決まると最終的な見積りが決定します。
この見積り・図面・内容を確認して本契約を結びます。その後はいよいよ着工になります。
最終見積りの確認
図面・内装で使う部材・そして住設機器。このあたりが決定すると家の最終金額が解ります。
最終金額を確認します。
予算オーバーしている場合だと、このタイミングなら変更する事もできます。
もしも・・・予算オーバーした金額は住宅ローンを多めに借りて何とかしよう。
これはオススメできません。
しっかりと最初に決めた予算に近くなるように部材を選びましょう。このタイミング以降では変更が難しくなります。
大変だけど最後の踏ん張りところなので頑張りましょう!
本契約
ここで本契約になります。
図面、内容、金額、工期を確認して署名捺印します。もしも、疑問や不安があれば遠慮なく質問して潰しておきましょう。
契約で一番大事なのは「お互いの信頼関係」
僕が一番大事にしている部分です。言葉では難しい事が書いてある契約書だけど、やっぱり最後はお互いの信頼関係だと思います。
住宅ローンの契約
本契約のタイミングで住宅ローンも決定する事になります。
今までは「事前相談」でしたが、ここで金融機関もとも契約する事になります。35年返済で何千万円も借りる住宅ローンです、建築会社を決める以上に検討して決めて下さい。
家づくりが本格的に着工します。
本契約・住宅ローンの契約が終わると待ちに待った着工です。
図面でしか確認出来なかったマイホームがどんどんと形になって行きます。着工した後は出来るだけ現場に行って実際の建物を確認する。
ここが大事です。やっぱり、現場で見る家は解りやすいです。
地鎮祭
地鎮祭は建築工事が無事に終わる事を祈願して着工前に行う祭事です。
準備する物は、お酒一升、朝一番のお水。玉ぐし料になります。僕の住む地域では、玉ぐし料の相場は約3万円。時間的には30分ほどで終了するので、出勤前に行う事もできます。
基礎工事
地鎮祭が終わると基礎工事にはいります。
地盤調査の結果、地盤改良が必要な場合には基礎工事の前に地盤改良工事をします。
その後に基礎工事となります。
市や県の住宅関係に関する補助金を提出するタイミングも、基礎工事の着工前になります。基礎工事が始まる前には提出するようにしましょう。
上棟
上棟とは骨組みが組み上がる工事。
今までは図面でしか見れなかった家が1日で形になります。大工さんが7・8人にレッカー、そして現場監督。多くの人の力で組み上げていく工程は感動すると思います。
大工工事
上棟が終わると大工工事が始まります。
着工してから一番長く現場にいる職人さんが「大工さん」です。家づくりは大工さんによって作られる部分は凄く多いです。
なので、出来るだけ現場に足を運んで大工さんとコミュニケーションを大事にして下さい。最初は少し怖い感じもするけど、話してみると良い人ばかりです。大工さんと仲良くなる事でプラスになる事は多いと思います。
電気工事
大工工事が進んでいく過程で電気工事も始まります。
電気工事で確認して欲しい部分。
「スイッチ」「コンセント」の位置
図面でも確認できるけど、実際の現場でも確認する事をオススメします。現場の方が家に住むイメージもできるし、平面図では確認できない「高さ」も確認できます。
大工工事が終わってからだと、スイッチやコンセントの位置は変更できなくなります。大工工事中に確認して下さいね。
→コンセントで失敗しなし!たこ足配線が必要ないコンセントの配置方法
内装工事
大工工事が終わると内装工事が始まります。
工期も残り1ヶ月ほど。
内装工事では、クロス屋さんが天井や壁にクロスを施工。電気屋さんが照明を設置。洗面化粧台やトイレも設置されます。
この1ヶ月で一気に家が仕上がって行きます。
外構工事
内装工事が終盤に近くなると外構工事が始まります。
駐車スペースのコンクリート打設や、シンボルツリーの設置。外構工事は家づくりの終盤の工事になります。内装工事が始まる前までに、外構計画は決めておきましょう。
竣工・引き渡し
長かった家づくりも、いよいよ終わります。
長いようで短くも感じる瞬間。家が完成し残代金を支払う事で鍵を受け取る「引き渡し」が行われます。
この時には住宅ローンの手続きや、火災保険の手続き、引っ越しの手続きで忙しくなる時期。できる部分は早めに準備していく事をオススメします。
最後に
長くなりました家づくりの流れを理解する事はできましたか?
全てを把握する必要はありません。家づくりはどんな流れで進んでいくのか?そんな全体像を知るだけで、家づくりが少し楽になります。
先が見えないと何をするにも大変だし、行動するにも億劫になります。
何から始めればいいのか?
そんな疑問が少しでも解消されてたら嬉しいです。