30代以上の方は注意!住宅ローンを返済しながら貯金も必要です。
こんにちは。
石川県小松市 赤シャツアドバイザー
タカシマ です。
住宅ローンを返済しながら、貯金ができるかの・・・!?
家を購入する、新築を建てる方は心配になる部分だと思います。個人的には、住宅ローンを返済しながら貯金をする事は必須だと思っています。逆に、住宅ローンを返済しながら貯金ができない場合は、その住宅ローンの返済額が家計にあってない。って事になります。
20代で家づくりを検討する方よりも、注意して欲しい年代は30代以降の方。
30代以降の方は住宅ローンを完済する年齢と定年のバランスに注意する必要があります。なぜ、住宅ローンの完済と定年のバランスが必要なのか?この部分を解説していきます。
・定年までに住宅ローンを完済する方法
・老後に貯金が必要な理由
このような内容の記事になります。
これから家づくりを検討する方や、住宅ローンをいくら借りようか?迷っている方には参考になる内容です。
30代以上の方は注意!住宅ローンを返済しながら貯金も必要です。
30代以降で住宅ローンを利用して、家づくりを検討する方は貯金も必要です。
住宅ローンは長期間で返済していくローンです。僕が家づくりのお手伝いをするお客様が利用する住宅ローンの返済年数。一番多い返済年数は「35年返済」になります。
あまりに短いと月々の返済額が大きくなり負担が増えます。逆に35年以上の返済期間にすると、完済時の年齢が高齢になりすぎる場合も。汗
このような理由から35年返済が多く選ばれています。
住宅ローンを利用する方は35年返済が一般的
35年返済が多く利用されていますが、月々の返済以外にも選ばれているのには理由があります。
それは、住宅ローンの完済時年齢
住宅ローンの完済時を意識して、家づくりを始める時期を検討するお客様が多数です。
例えば、30歳で家づくりを検討しているAさん。定年は60歳の企業に勤めています。
住宅ローンを35年返済で利用した場合では、完済する年齢は65歳です。60歳で定年した場合には、色々な選択肢があります。
残り5年の住宅ローン。退職金で完済する。貯金から月々の返済を続ける。残り5年だと、どちらでも問題ないと思います。
しかし、40歳で家づくりを検討しているBさん。定年は同じ60歳。
住宅ローンを35年で利用した場合では、完済する年齢は75歳。退職後は15年も住宅ローンが残ります。
残り5年のAさんに比べると、状況が全く違います。退職金で完済するにしても、残り15年もあると結構な金額を完済する必要があるし、貯金から月々を返済していこう。と計画しても収入が少なくなるから、老後の生活も心配になります。
このように30代でも、前半と後半では完済時の状況が全く違います。年齢が進むにつれて、家づくりで大事になってくるのが貯金になるわけです。
老後を豊かに暮らす為にも、家づくりを始める年齢と、貯金のバランスが重要なんですね。
定年までに住宅ローンを完済する方法は?
定年までに住宅ローンが完済する方は問題ありません。
僕は住宅ローンを借りた年齢が35歳。35年ローンを利用したので、完済は70歳になります。「70歳まで住宅ローンと付き合っていくのは嫌だな・・・。せめて65歳には完済したい。」って思っています。
住宅ローンを5年間縮める方法って!?そんな方法あるの?
住宅ローンの返済期間を縮める方法を紹介します。
繰上げ返済が有効です
住宅ローンの返済期間を縮める方法には、繰上げ返済が有効です。
繰上げ返済って、言葉はご存知ですか??聞いた事があるけど、内容は知らない。って方も多いと思います。繰上げ返済の内容に触れた記事のリンクです。良かったら一緒に読んで下さい。
繰上げ返済を利用する事で、住宅ローンを借りた当時の返済期間を縮める事が可能です。
例えば、僕の場合。
35歳の時に3000万円を金利1.5%。35年返済を利用しました。完済年齢は70歳になります。65歳で住宅ローンを完済する場合には期間を5年間短縮する必要があります。
ここで有効になるのが繰上げ返済です。
10年目に約400万円を繰上げ返済します。すると35年返済だった期間が約5年間短縮され、30年返済になり、希望の65歳で住宅ローンを完済する事ができます。
このように繰上げ返済を利用する事で、返済期間を短縮する事が可能です。住宅ローンは期間を短く借りて、後から長くしたい。この方法はハードルが高いです。でも、期間を長く借りて、後から短くする事は簡単なので、繰上げ返済を上手に利用する。ここはポイントですね!
繰上げ返済をするタイミング
なるほど!!繰上げ返済をすれば期間は短くできるんだ。
そう!でも、ここで1つポイントがあります。
それは、「繰上げ返済をするタイミング」
ここは、凄く重要なんですね。同じ金額を繰上げ返済しても、10年目と20年目では、短縮される期間が変わります。どれぐらい変わるのか??検討してみます。
先ほど説明した僕の場合。
35歳で3000万円を金利1.5%で利用しました。完済年齢は70歳を65歳にする為には、10年後に約400万円を繰上げ返済すれば期間は5年短縮され65歳で完済できます。
これは、10年後に約400万円を繰上げ返済した場合。
もしも、20年後に同じ約400万円を繰上げ返済すると・・・!?
期間は約4年間の短縮になります。
同じ金額でも、返済するタイミングが遅くなると繰上げ返済の効果が弱くなります。一番損なのは、退職金で返済する。これは、勿体ない場合もあるので注意して下さいね!
住宅ローン控除が終わるタイミング
では、どのタイミングが理想なのか?
それは、住宅ローン控除が終わるタイミング。
住宅ローン控除とは、10年間(8%→10%増税政策時は13年間に延長)は借入額の1%を上限として、支払った所得税、住民税の還付を受ける事が可能なお得なサービス。
この住宅ローン控除は、しっかりと利用して期間満了のタイミングで繰上げ返済をする。このタイミングがオススメです。
住宅ローン控除を利用できる10年以内に繰上げ返済をすると、住宅ローン控除をフル活用できない場合もあります。
単純計算ですが、3000万円を借りた場合には、借入額の1%が控除の上限なので、30万円の控除を利用できます。
すぐに500万円を繰上げ返済すると、残額は2500万円になります。この1%が控除の上限になるので、25万円が控除できる枠になり、5万円も引き下がる事に。汗
支払っている税額にもよりますが、住宅ローン控除を貰いきってから繰上げ返済する。ここを目安にして下さい。
老後に貯金を残す計画が大事
定年になり収入が減ります。これは仕方が無い事ですよね。でも、ここに住宅ローンの支払いがあると、かなりキツイ生活になります。毎月の収支が赤字。これは結構なストレスになります。
そうならない為にも、定年で住宅ローンを完済する。ここを目標に、家づくりの計画。住宅ローンの完済計画を検討して下さいね。
10年後に繰上げ返済をしよう!!そう決意します。
でも、繰上げ返済をするには、まとまった現金が必要ですよね。そうなんです。繰上げ返済を可能にする為には・・・
住宅ローンを支払いながら、繰上げ返済の金額を貯金する必要があります。
生活がカツカツで貯金する余裕がない。その結果、定年を過ぎても住宅ローンが残る。
このような計画だと、そもそも家づくりの計画、住宅ローンの借入額が適正じゃ無い可能性もあります。
住宅ローンを利用する場合には、定年で完済できるのか?ここを軸に考えてみる事をオススメします。
でも、なかなか先の事まで解らない。そんな声もあるので、僕がオススメするライフプランを紹介します。良かったら一緒に読んで下さい。
最後に
家づくりは完成して終わりではありません。
家は完成して、家づくりの工事は終わりました。でも、本当のゴールは家があなたの財産になった時。
住宅ローンの完済がゴールになります。
長期間で色々な事があると思います。しかし、何が起きても対応できるような計画は最初にしかできません。
ぜひ、家づくりを考え始めた時には「完済」を意識して、計画を練ってみて下さい。
良かったら参考にして下さいね。