なぜ頭金は必要なのか?家の購入に必要な頭金の相場はいくら?
こんにちは。
大型連休明けの週末です。
有難いことに僕の予定はパンパン。働きたいけど、働けない。そんな状況の方もいます。
働けることに感謝しながら頑張ります。
予定がスカスカになると落ち着かない タカシマ です。
ゆっくりできない男なんですよね~。(笑)
そうそう。
こんな質問を頂いたのでシェアしたな。と思います。
「頭金ってどれだけ必要なんですか?」
「頭金が無いと家は建てれないんですか?」
頭金って気になりますよね!
他の人はどれだけ頭金を準備してるのか?
他人の事は気になるもんです。笑
そして、頭金が無いと家づくりが出来ないのか?
厳密に言うと頭金が0円だと難しい場合も。
最低限、どれだけの頭金があればいいのか?
そんな頭金の事を考えてみようと思います。
・頭金の目安
・頭金を準備するメリット・デメリット
このような内容になります。
これから家づくりを始める方や、頭金で悩んでる方は参考になります。
なぜ頭金は必要なのか?家の購入に必要な頭金の相場はいくら?
まずは、頭金とは!?何のお金を指すのでしょう??
頭金が多いと住宅ローンを借りる額が減り、月々の返済額も減るので生活が楽になります。逆に頭金が少ないと住宅ローンの借入額が増え、月々の返済額も高くなります。
頭金とは、住宅ローンの借入額を減らすためのお金。
このように覚えておくといいかな。って思います。
頭金の考え方
頭金はいくら用意すればいいのでしょうか?
実は頭金には正解がありません。
「頭金は合計金額の2割ほど必要」
「頭金は0円でも問題ない」
色々な意見がありますが・・・
どれも、間違ってません。
頭金は用意出来た方がいいけど、無理してまで用意するものでもありません。
個人的な意見ですが。汗
頭金を使っても、余裕のある貯金を残しておく事が大切です。
家づくりは完成して終わりではありません。
その後の生活があります。
もしも、何かあった時のために貯金に余裕を持つことは大事ですよね。
頭金の平均や目安はどれくらい?
他人の事は気になるもんです。
他の家族は頭金はどれぐらい用意してるのか?
そんな平均や目安ってあるのかな〜!?
色々と調べてみました。
あっ!ありました!!
2018年のデータですが、頭金の目安として見てみましょう。
頭金は10%〜20%が最も多い
住宅支援機構が調査し結果データを公開しています。
「2018年度 民間住宅ローン利用者の実態調査」
この中に借入額と頭金についてのデータがありました。
それにしても、本当に色々なデータがあるもんですね〜。
このデータは融資率をデータにしたものです。
80〜90%以下の融資、そして、90〜100%の融資の割合が圧倒的に高いです。
20%以上の頭金を準備する方は一気に減っているのが解りますよね?
多くても20%の頭金。
平均的に20%〜10%の頭金を準備している方が多いんですね。
1つの参考にして下さいね。
頭金があるメリットを考える。
頭金が多いと、どんなメリットがあるのでしょうか?
頭金があるメリットを考えてみます。
月々の支払いが安くなる
最大のメリットになると思います。
家づくりは完成がゴールではありません。
完成した家で幸せな生活を送る必要がありますよね!?
やはり、月々の返済額を抑えて生活に余裕があると気持ち的に全然違います。
お金の事で夫婦喧嘩するって嫌ですもんね。汗
総返済額も減らす事ができる
借入額が少なくなれば、金利から受ける影響も少なくなります。
低金利といえども、何千万の借入だと利息も何百万にもなります。
借りる元金が少ないと、総返済額も抑える事ができます。
選べる土地や、建築会社の幅が広がる
やはり頭金に余裕があると、選べる土地や建築会社の幅が広がります。
高額な土地を購入する事ができたり、超有名な大手ハウスメーカーで家を建てる事も可能です。
頭金を準備する事で、このようなメリットを考える事ができます。
やっぱり、借入額を減らす事ができ、月々の住宅ローンの返済額を抑えられるのは魅力です。
毎月に余裕があると、気持ちにも余裕ができますしね!
少しの事なんだけど、全然違うんですよね。
頭金が無い場合のリスクを考えてみた
今の時代は昔に比べて頭金を多く準備しなくても家を購入する事は可能です。
住宅ローンが借りやすくなった。そして、低金利が大きな要因です。
頭金を準備せずに住宅ローンだけで家を購入した時のリスクはあるのか?
そんなリスクを考えてみます。
もしも、住宅ローンを払えなくなった時
もしも、住宅ローンが払えなくなった時には、金融機関がその家を売却して住宅ローンの返済に充てます。
売却してもローンを完済できなかった場合には、不足分の返済を求められます。
この時に借入額が多いと不足分が発生しやすい。汗
住宅ローンは毎月コツコツと返済してるので、借入額も徐々に減っていきます。
しかし、家は中古住宅になると一気に価格が下がります。
その為に頭金を準備しない時には、家の売却価格が住宅ローンの残高よりも安くなる可能性が高いです。
その結果、マイホームを手放しても高額な借金が残る。
これが、頭金を準備しないで家づくりを進めた場合のリスクだと思います。
頭金が必要な時もあります
頭金が無くても家を購入する事ができますよ!!
って、聞いた事や、言われた事はありませんか?
厳密に言うと頭金が0円だと、家づくりで困る場合もあります。
やっぱり現金が必要な時もあります。
どんな時に現金が必要なのか?
理解しておく事って大切ですよね!
自己資金が必要な諸費用について
手付金
土地から探している方は覚えて欲しい「手付金」
聞いた事はありますか?
もしも、知らない方がいれば覚えておいて下さい!
土地を契約する時には、売買契約金額の1割程度のお金を事前に支払います。
残りの9割は後日、住宅ローンを使って決済します。
つまり、土地の契約時に支払う手付金には住宅ローンを活用する事ができません。
もしも、知らなかったらビックリする事になるので注意して下さい
印紙税
土地の売買契約や、家の請負契約、住宅ローンの金賞契約などには、印紙を貼る必要があります。
どれも高額な契約書なので、印紙も高いんですよね。
何万円もするので、痛い出費です。涙
地鎮祭や上棟
地鎮祭や上棟にもお金が必要です。
地鎮祭は神事になるので、借りたお金で開催するって・・・何か違いますよね?
地鎮祭は神主さんに3万円が相場です。
そして、上棟には7〜10万円ほど必要になります。
地鎮祭や上棟の開催は任意なので、絶対に開催する必要はありません。
頭金が貯めるよりも、早く買った方がお得な場合
頭金を貯めて住宅ローンを減らして借りた方が、ローンの借入額が減り金利の負担も軽減します。
でも、頭金を時間をかけて貯めるよりも、早く買った方が特な場合もあります。
どんな場合かというと・・・金利が上昇した時
金利が上昇を始めた時には、貯金をする時間が無駄になります。
せっかく貯めた貯金が全て金利に吹っ飛ぶ事もあります。
具体例
5年間かけて300万円の貯金をしてから、家づくりを検討している赤シャツさん。
この5年間の間に金利が上昇した場合はどうなるのか?
2019年5月に家づくりを計画した場合
3000万円 35年返済 金利1,1% 35年固定金利
月々86,091円 35年後の総返済額 35,748491円
35年間の利息 約580万円
5年後・・・
予定通り300万円を貯金した赤シャツさん。
でも、5年前に比べて金利が上昇しています。
3000万円 → 頭金を300万円使って2700万円の借入
2700万円 35年返済 金利2%に上昇 35年固定金利
月々 89.440円 35年後の総返済額 36.784.497円
35年間の利息 約980万円。
この2つを比べてみて下さい。
5年後に金利が2%に上昇したら、35年間の利息が約400万円もアップします。
5年かけて必死で貯金した300万は利息に消えちゃう事に。涙
これは、本当に辛いですよね。
こうならない為にも、期間を設けて貯金する場合には「金利の上昇」には気をつけて下さいね!
最後に
今日は家を購入する時の「頭金」について解説しました。
頭金は準備できればメリットの方が大きく、家が完成した後に余裕がうまれます。
でも、あまりに長い期間を使って貯金すると、その間に金利が上昇すると貯めたお金が金利で吹っ飛びます。汗
そんな事を解説しました。
でも、一番大事な事は家を建てて幸せな生活を送る事ができるのか?
その為に頭金は必要なのか?
こんな基準で考えてみるといいかな〜。って思います。
良かったら参考にして下さいね。