なぜ、家を購入する金額と総費用は違うの!?【ヒント:諸費用】
こんにちは。
昨日は嫁さんの誕生日でした。
お互いに40代に突入しまして・・・。これからは健康に気をつけながら仲良く過ごしてきたいですよね!!
お誕生日おめでとう。
ママがいるから仕事ができる。本当に感謝ですよね。
お酒を飲みながらしみじみ思った タカシマ です。
今回は「建物の見積り」と「建物の総費用」の違いについて。
えっ!?何が違うの??
って、思いますよね。軽く説明しますね。
仮に建物の見積りが2000万円だとします。でも、2000万円だけでは購入できません。
2000万円の見積りだけど、購入する費用は2300万円が総費用として必要になる。
これが、住宅の購入方法です。
その差、300万円とは!?
住宅の購入には諸費用が必要になります。
この300万円の答えは諸費用です。
・諸費用の内訳一覧
・最後に
このような内容の記事になります。
これから家づくりを始める方には参考になる内容です。
なぜ、家を購入する金額と総費用は違うの!?【ヒント:諸費用】
まずは、実際に僕が過去に使っていた「資金計画書」を使って諸費用を紹介します。
住宅の購入には2つの見積り書式があります。
・建物の見積書
・資金計画書
建物の見積書は建物のみの金額が記入してある見積り。
それに対して、資金計画書は建物の見積り以外に必要な諸経費や、外構工事、オプション工事を含めた総合計金額を記入してある見積り書です。
資金計画書で金額を確認すると、全体の金額が把握できるのでオススメです。
実際に使っている資金計画です
これが実際に使っていた資金計画書になります。
建物の購入内容をまとめます。
・家の見積り価格 2000万円
・住宅ローン借入先 地方銀行
・借入名義 ご主人様
そして、家の購入に掛かったお金。
・建物の見積り金額は2000万円。
・総合計費用は2400万円。
約400万円が諸費用になります。
その他の費用って結構かかるんですよね。汗
でも、諸費用を計算にいれてないと後から大変な事になります。汗
2000万円の予算で決めてました。諸費用が400万円・・・
もう、借入を増やせないから・・・予算を下げるしかないよ。涙
2000万円ー400万円=1600万円
しかたない・・・1600万円の予算で家づくりを始めようか・・・。
しかし、2000万円と1600万円では完成する家が全く違いますし。
こんなはずじゃなかった・・・
って、ならない為にも諸費用を把握する事は大事なんですね。
家を購入する時に必要な諸費用の内訳
新築の購入に必要な主な諸費用を紹介します。
諸費用は住宅会社によって違う項目も。
住宅ローンに必要な金額、登記費用など。外部に支払うお金は変わりません。
しかし、標準仕様に含まれている?含まれていない?
この差で諸経費の金額は動くので注意して下さい。
その辺も含めて諸費用の一覧を紹介します。
地盤改良工事
まずは、地盤改良工事。
地盤改良工事が必要なのか?不必要なのか?
まずは、敷地を調査します。
この調査を地盤調査といいます。
その結果、地盤改良工事が必要な場合に工事をします。
地盤調査の費用は建物金額に含まれているケースが多いですが。
地盤改良工事は含まれていません。
理由は、調査しないと金額がいくら必要なのか?解らないからです。
でも、解らないからといって¥0での検討はオススメしません
高確率で改良工事は発生します。
僕は、約80万円を資金計画に盛込むようにしています。
調査の結果、無くなればラッキーというコトで。
地盤改良工事について詳しく解説した記事です。よかったら一緒に読んでみて下さい。
外構工事
そして、大きく予算が動く外構工事。
外構工事はオーナー様によって、見積り金額がバラバラ。
敷地の大きさによっても違いますし、外構工事のボリュームによっても金額が全く違います。
駐車スペース2台分のコンクリートを施工する場合と芝生を植えて、フェンスを設置して、シンボルツリーを設置した場合では、建物の見積りは同じでも資金計画の合計金額は全く違います。
外構工事の希望も事前に伝えておく。ここも予算オーバーにならない為のポイントです。
・敷地の雑草対策は?
・カーポートは必要?
最低でも、この項目は家族で検討しましょう。
カーポートを後から設置するだけでも約40~50万円の予算が変動します。
外部給排水工事
あまり聞かない工事ですよね。
簡単に言うと、家から出る排水を下水マスに接続する外部の工事になります。
この外部給排水工事ですが、建物の見積りに含まれない場合が多いです。
理由は、敷地の形状によって金額が変動するからです。
前面道路から8m下がって建てる家。
前面道路から20m下がって建てる家。
単純に比べてみると、下水マスまで12mも差があります。
12m多く工事が必要になるので、後者の方が金額が高くなります。
このように、敷地によって金額は変動する部分は建物金額に含める事ができません。
敷地が大きな方は注意して下さいね。
標準仕様外の工事
標準仕様外の工事も事前に把握しておきましょう。
北陸は寒いので床暖。
住宅会社によっては、標準仕様の場合もあれば、違う場合もあります。
標準仕様外の場合には約80万~100万円の予算が変動します。
この積み重ねで建物金額と資金計画の合計が大きく変わってきます。
家族の希望する設備、商品は標準仕様なのか?
それとも、標準仕様外なのか?
事前に把握する事は大事です。
その為に、どんな家を希望しているのか?
どんな設備が欲しいのか?
ここの希望をまとめておく必要があります。
住宅ローン諸経費
住宅ローンを利用する為にもお金が必要です。
しかし、金額は金融機関によってバラバラです。
仮に3000万円の住宅ローンを利用します。
・A銀行 約60万円
・B銀行 約16万円
・C銀行 無料
このように、利用する金融機関によって金額が全く違います。
住宅ローンの諸費用に必要な金額も、金融機関を選ぶ理由の1つになります。
全ての金融機関が一律ではありません。注意して下さいね。
登記費用
新しく新築した家には住所がありません。
その為に、家を建てた事を申請して、住所をもらいます。この行為を「登記」といいます。
そして、住宅ローンを利用する場合には「抵当権」を設定する必要があります。
抵当権とは、万が一ですが・・・
住宅ローンの支払いが出来なくなった場合に金融機関の方で家を処分して、残債を回収する事ができる権利です。
登記費用+抵当権設定費用
約25万円~30万円が必要になります。
火災保険
最後に火災保険の紹介です。
火災保険も家族によって、掛けている金額が違います。
年払いなのか?
10年一括祓いなのか?
年数だけでも資金計画に盛込む金額は変わります。
もう1つは火災保険の内容。
地震保険はつけるのか?
水害はどうするのか?
保険内容によっても金額は変動します。
火災保険について詳しく解説した記事になります。
火災保険の選び方や、費用が解らない方は参考にして下さい。
最後に
今回は、総合計費用を変動させる諸費用について解説しました。
建物の見積り金額が同じでも、諸費用によって合計金額が変動します。
そして、お客様が支払う金額。
建物見積り+諸経費=総合計金額
こうなります。
諸経費を軽く考えないで、できるだけ正確に。
自分の要望を整理して変動しない総合計金額を把握する。
これが予算オーバーにならないポイントです。
良かったら参考にして下さいね。