住宅ローンを選ぶ時には変動金利の上昇リスクは知っておこう
こんにちは。
今日は小松市民センターでセミナーを開催します。
「家づくりで絶対にやってはいけない10の事」
参加される皆さんに少しでも役に立つ、有益になる情報を届けれるように!
気合いを入れて行ってきます。
と言っても、僕は司会だけなんですが。汗
朝から緊張している タカシマ です。
多くの方が住宅ローンを利用して家づくりを計画します。
コロナの影響もあり、金利は低金利を継続してます。
なので、選ぶ住宅ローンは短期固定の変動金利が多いんですが、変動金利にはリスクがある。って事を知って選ぶ必要があります。
あっ!変動金利がダメな訳じゃありません。
メリット・デメリットを知ったうえで選ぶ事が大切だと。
個人的には思うんですね。
なので、今回は変動金利のデメリットにフォーカスしてお届けしますね。
住宅ローンを選ぶ時には変動金利の上昇リスクは知っておこう
変動金利とは!?
世の中に経済状況によって金利が変動する住宅ローンです。
好景気になれば金利は上昇するし、不景気になれば金利は下落します。
これが簡単なイメージです。
現在は、経済状況も良くないし・・・。下落が注目されがちですよね。
しかし、住宅ローンは35年間という長期間で返済します。
35年間で何があるのか??
誰にも解りませんよね。
ただ、経済は良くしてかんなきゃ!!これは、誰もが思ってることです。
もしも、経済が良くなり金利が上昇した場合って・・・、どうなるのか!?も知っておく必要があります。
変動金利の大きな特徴
経済の状況で金利が変わり、月々の返済額がコロコロと変わると・・・。
返済計画が立てにくい・・・。
これは、困りますよね。
月々の返済が1万、2万、変わったら家計も大打撃ですし。汗
それを防ぐ為にも、変動金利はこのような特徴があります。
変動金利型の住宅ローンは、金利が上がったとしても5年間は返済額が変わらない。
もしも、5年後に金利が上がっても上限を25%と決めています。
えっ!?凄い安心な商品やん!!
僕も思いました。(笑)
変動金利の怖い部分は先が読めない。
ここですが、金利が上がっても5年間は返済が変わらないし、5年後に金利が上がっても、月々の返済額の1.25倍が上限だし。
むしろリスクって少ないんじゃ!?
って、考えてしまいます。
でも、数字を入れてシュミレーションすると・・・。
結構なリスクが見えてきます。
3000万円を借りて金利が上昇すると
仮に3000万円の住宅ローンを変動金利で借りたとします。
金利は1%、返済期間は35年間。
毎月の返済額・¥84,765円
もしも、3年間で金利が変わらない場合だと・・・。
3年後の利息計算。
¥27,819,687円(残高)×1%÷12カ月=¥23,183円
になります。
えっ!?何の計算!?
ですよね。難しいですね。汗
これは、3年後の金利を計算してます。
もしも、3年後も金利が変わらなければ・・・。
月々の返済額¥84,756-¥23,183(利息)=¥61,582(元金)
約8万円の返済をしても、元金は約6万円ほど減っていく計算です。
このように金利が変わらなければ、着実に元金は減っていき完済が近づいてきます。
しかし、3年後に金利が上がった場合は注意が必要です。
凄く極端だけど・・・。金利が3%になった場合。
¥27,819,687円(残高)×3%÷12カ月=¥69.549円(利息)
利息が2万から6万円に跳ね上がります。汗
毎月の返済額・¥84,765円
毎月の返済額は変わらないので・・・。
84,765円から69,549円を引いた金額。
¥15,220円が元金の返済になります。
金利上昇のせいで・・・。
約8万円を返済しても、たった1万5千円しか元金が減らない。
返済しても、返済しても、借金が終わらくなる。
このような状況を引き起こす可能性があるんですね。
まだ3%だと元金も減ってますが。
これが、3.5%、4%と金利が上昇すると・・・。
利息が毎月の返済額を上回ってしまう可能性があり、借金が減るどころか・・・。増える可能性だってあります。
ただ、現状では一気に3%、4%に金利が上昇する事は考えにくい。って思います。
しかし、過去の金利変動を見てみると、1年間で2%、3%も上昇した時代もあります。
絶対に無い!!とは言い切れない。
僕が建築業界に入った時の金利は4%でしたから。
20年間で低金利になったけど、逆に20年間かけて4%になる可能性もあります。
このようなリスクが変動金利にはある。
そこを理解した上で選ぶ必要がありますし、リスクを回避できるような策を考えておく必要があります。
繰上げ返済で元金を減らす。
そもそも、住宅ローンを借りすぎない。
住宅ローンを借りる前に、金利が上昇した時の対策方法も検討する必要って大事だと。
個人的には思います。
最後に
今回は変動金利のリスクを紹介しました。
変動金利が悪い!って言ってる訳じゃありませんよ!
ちゃんとリスクも知って、リスクの回避方法も検討して。
それから、自分にベストな住宅ローンを選ぶ。
この流れで計画するのがオススメです。
良かったら参考にして下さいね。