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住宅ローンで頭金は必ず必要なの?頭金の額の決め方を教えます!

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石川県小松市にある新築・リフォーム工事を手掛ける小さな工務店の代表です。住宅のプロなのに家づくりで失敗した経験を持つ僕だからお客様には失敗して欲しくない。自分の失敗した経験から少しでも家づくりを簡単に、そして楽しく体験出来るような情報を発信しています。
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こんにちは

最近は一気に寒くなった石川県。

ぬくぬくの布団で減ると起きれなくなるので・・・

半袖半ズボンで就寝している タカシマ です。

めっちゃ寒いです。ハイ。(笑)

 

 

今回は「住宅ローンを借りる時には頭金は必要なのか??」について。

 

先日、お客様に質問を頂きました。

「住宅ローンは頭金が¥0でも借りる事は出来ますか??」

これから子育てにお金が必要だし、できれば現金は残しておきたいな。

家を建てた後に何が起こるか解らないから心配。

 

でも、「住宅ローン 頭金」をGoogleで調べてみると・・・

1割~2割の頭金は準備しましょう!」といった意見が多い。汗

頭金を準備しないで、住宅ローンを借りる事は可能なんだろうか・・?

そんな疑問はありませんか?

結論から言うと頭金が¥0でも住宅ローンを借りる事は可能です。

しかし、全くの¥0だと難しい場合もあります。現金が必要な場合は、どんなケースがあるのか?頭金についてのメリットやデメリットを知る事で、頭金の額や有無の判断が出来ると思います。

・頭金とは?

・住宅ローンで頭金を準備するメリット・デメリット

・頭金が無くても借りれるの?

このような内容の記事になります。

これから住宅ローンを借りる方や、これから家づくりを始める方は必見の内容です。

 

住宅ローンで頭金は必ず必要なの?頭金の額の決め方を教えます!

頭金とは「貯金から現金で準備できるお金」の事をいいます。

例えば、貯金が500万円ある場合。

その内の300万円を頭金として準備して、住宅ローンの借入額を低くしよう。この300万円を「頭金」といいます。

→頭金が無くても家は建てれるの?

 

頭金が無いと住宅ローンが借りれない時代もありました。

僕が建築業界に入った時代は、頭金が¥0で住宅ローンを借りる事は出来ない時代でした。僕の記憶によると・・・住宅ローンを借りれたとしても建築費用の8割まで。残りの2割は現金で用意する必要がありました。

この流れから、自己資金が2割必要。

過去の名残りから2割という数字が残ってるんだと勝手に思ってます。

 

そして、時代が流れ自己資金が必要なくても住宅ローンを借りる事が出来る時代へ。

しかし、自己資金が少ないと金利が高くなりました。

自己資金や土地のような担保がある方は、金利を安く借りる事が出来たり、諸費用が安くなったりしました。逆に、全てを住宅ローンで借りる方は、少し高めの金利設定になったり、諸費用が高くなったり。

そんな時代もありました。

 

さらに時代が流れて現在。

今では、マイナス金利や、着工棟数の減少、そして金融機関の競争激化などが理由となり、自己資金の有無はそれほど重要視されないようになりました。

 

過去の経緯から、自己資金の目安が・・・

自己資金は1割~2割が目安。

そんな数字だけが残ってるように僕は感じます。

 

気になる!他の人は頭金をどれだけ準備してるの!?

自分の事以上に気になるのが、他人の懐事情です。汗

家を建てる時は僕も気になりました。汗

なぜでしょうね・・・!?笑

 

聞いたところで比べる事しか出来ないし。自己資金が増える訳でもありません。でも、基準や目安は知りたかったんですよね~。

 

ここに、国土交通省が発表している「H29年度 住宅市場動向調査報告書」という資料があります。

⇒詳しくはこちらをご覧ください。

 

H29年度の、住宅価格の平均や、家を購入する世帯年収の平均。色々なデータの平均が発表されています。

 

この調査報告書によると、注文住宅の自己資金の割合は「32.8%」になります。

(3大都市圏)

建築費用の約3割ほどの自己資金が相場になる訳です。3割あるからベスト!?3割は無いからデメリットがあるのか!?

この辺は全く無いので、参考程度にして下さいね!

 

住宅ローンで頭金を準備するメリット・デメリット

昔は住宅ローンを使う時に頭金が無いと、デメリットが多くありました。

令和2年現在。頭金があるメリット。そして、デメリットを考えてみました。

 

頭金がある場合

メリットを考えてみました。

・頭金がある事で住宅ローンの借入額が減る。

・住宅ローンの借入額が減ると、月々の返済も下がり生活が楽になる。

・金融機関の審査で少なからず影響がある。

・フラット35では、金利が優遇される。

 

デメリットを考えてみました。

・頭金を多く準備する事で、家が完成した後に「緊急」で現金が必要な時は苦しい。

・あってはダメだけど、頭金を使って住宅ローンを借りた場合。

数年後に旦那さんが亡くなった時に「団体信用生命保険」を使い住宅ローンが¥0になります。

頭金を入れないで貯金を残していた方が、残された家族の生活の助けになります。

 

頭金が無い場合

メリットを考えてみました

・年収にもよりますが、住宅ローン控除をフル活用する事ができる。

・金利が上昇する時代だと貯金を貯めるよりも、低金利を利用して家づくりを進めた方が金利の上昇を回避できる。

・良い土地に巡り会った場合に、頭金を貯蓄してからだとライバルに土地を取られる場合もあります。

 

デメリットを考えてみました。

・住宅ローンの借入額が増える事で、35年後の総返済額も増える。

・住宅ローンの借入額が増える事で、月々の返済額が大きくなりやすい。

・住宅ローンを賢く選ばないと、金利が上昇した時にモロに影響を受ける。

 

 

このようなメリット、デメリットが考えられます。

頭金を準備する!?しない!?の参考にしてみて下さい。

 

住宅ローンは頭金がなくても借りれるの?

結論から言うと・・・

 

問題なく借りる事はできます。

 

先ほども書いたように、昔ほど自己資金があるから金融機関の審査に影響する。自己資金が無い事で金利が上昇する。諸経費が高くなる。

このような事は、昔は実際にありました。

今の時代では、そこまで大きな影響を受ける事はありません。

 

ただし、フラット35は別になります。

自己資金が無いと金利が上昇します。

自己資金があると金利の優遇を受ける事が出来ますので、フラット35を使う時は注意して下さいね。

 

土地から購入する場合は注意して下さい!

土地から購入する方は、注意して欲しいポイントが1つだけあります。

それは、現金が必ず必要になる事があります。

これだけは、必ず抑えておいて下さい。

 

土地の手付金で現金が必要になります。

土地の「手付金」って聞いた事がありますか??

土地の契約時に必要になるお金です。

 

良い物件が見つかりました!

その後は買うか!?買わないか!?

この2つしかありません。

 

もしも、買う!という決断をした場合。

次は「土地の契約」になります。

その時に、土地の売買代金の1割のお金を売主さんに支払う必要があります。

これを「手付金」といいます。

 

残代金は住宅ローンを使って支払う事ができます。

この、手付金だけは必ず「現金」が必要になるので、土地から家づくりを考えている方は注意して下さいね。

 

⇒失敗しない!住宅ローンを使って土地を買う時に抑えておきたいポイントを解説します。

 

住宅ローンと頭金。最も大切なのはバランスだと思います。

例えば、総額が2000万円だとします。

2000万円の2割って事は、頭金は400万円か〜。

貯金が500万円あるし、2割の自己資金でも大丈夫やね!!

 

ちょっと待ってーーーーー!!

500万円の貯金から400万円の頭金を出すと残り100万円。

 

・家が完成した後の、電化製品や家具はどうします?

・引っ越しにも費用が必要になりますよ?

・地盤改良や外構工事の費用は大丈夫ですか?

・家が完成した後に、急な出費があった場合は大丈夫?

 

自己資金の平均が3割ってデータや、自己資金の目安が2割って数字は確かにあります。

その数字を気にして家が完成した後に、急な出費が発生した時に困る事が一番の問題です。

気持ち的に余裕がある貯金は残して、自己資金に使える金額を計算するバランスが大事だと僕は思います。

 

ライフプランをシュミレーションしてみよう。

ライフプランと人生設計の事をいいます。

家が完成してゴールを迎える訳ではありません。

 

住宅ローンが完済した時に、家づくりのゴールを迎えます。

 

住宅ローンを返済する35年間の間には、色々な事でお金が必要になります。

 

・車の買換え

・家族で行く旅行

・子供の教育費用

・大学の進学費用

・老後の貯金

 

このような事は最低でも抑えておきたいポイント。

ライフプランを作成して家族で確認した後に、自己資金の額を決めてみるのも方法の1つです。

数年後に大きな出費があると予想されるのなら、貯金は多い方が安心です。

数年後に何も無い場合は、自己資金を使って住宅ローンの借入額を下げる事も可能です。

このような根拠があると、安心する材料になるので「ライフプラン」の作成はオススメです。

 

→ライフプランの作成はこちらから

 

最後に

平均や目安を参考にする事はいい事だと思います。

でも、参考であって絶対ではありません。

色々な家族がいて、色々な家づくりがあっての「参考」や「目安」です。

あなたに合わない場合は、参考にしなくても大丈夫です。

 

でも、大事なのは「根拠」

頭金は多く出さない方がいい理由。

頭金を使っても大丈夫な理由。

この理由の部分を家族が解っている事が大事だと僕は思います。

良かったら参考にして下さいね。

 

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