リフォームか建替えか!?判断に迷った時に比較するポイント!
こんにちは
石川県小松市 赤シャツアドバイザー
タカシマ です。
家が古くなって来たし、そろそろ家に手を入れたいな。
建替えの方がいいのかな?
それとも、リフォームの方がいいのかな?
土地があり、建物に手を加えようと思った時に悩む事がこれ!
建替えにしようか?リフォームにしようか?
コストを考えるとリフォームが良さそうだけど、建替えを選んでる友達も多いし・・・
どんな判断基準で選んでいるのか?
建替え・リフォームのメリット、デメリット。
そして、判断するヒントを考えてみます。
リフォームと建替えの違いとは??
僕の経験だと築年数が25年~30年の方から相談を頂く事が多いリフォームや建替え。
リフォームと建替えは、そもそも何が違うのでしょうか?
何となくは解ってると思いますが、この機会に違いを把握しておきましょう。
リフォームとは?
既存の基礎部分、柱や梁などの構造部分を残して、修繕や増築をします。
そして、新築のような状態に仕上げる事を「リフォーム」といいます。
リフォームの範囲は凄く広いんですね。
例えば、リビングの床がブカブカする。これを直す事もリフォームになります。
構造部分以外は全て解体して、間取りから変える工事。
これもリフォームになります。
工事の内容や金額は全く違いますが、どちらもリフォーム工事と言います。
これぐらい幅が広い工事になるんですね。
建替えとは?
既存の住宅を解体して、全く何も無い更地に戻します。
そこから、新しく住宅を建築する事を「建替え」といいます。
建替えの注意点は1つだけ。
リフォームとは違い色々な制約があります。
昔は建築する事ができたけど、現在では再建築が不可な場所だったり。
そんな場所で先に解体して更地にしたら大変な事になります。汗
まずは、建替えが可能なのか?
そこから確認する必要があります。
リフォームのメリット・デメリット
まずは、リフォームのメリットやデメリットをご紹介します。
家づくりの目的は家族によってバラバラです。
メリットやデメリットを把握する事で、選択する基準になる事もあります。
比較検討する材料にして下さいね。
リフォームのメリット
・建替えに比べてコストが安い場合が多い
・工事内容にもよりますが、住みながら工事する事が可能
・建替えと比べて工期が短い
・建替えに比べて解体工事のコストが安い
・建替えに比べて税金の負担が少ない
リフォームのデメリット
・既存の構造を利用するので、大きな間取り変更は難しい
・耐久性や耐震性を改善する場合は、コストが跳ね上がる。
・解体してみないと解らない部分がある
・解体後にシロアリ被害や、結露などで追加工事が発生する場合もある
建替えのメリット・デメリット
次は解体工事のメリット・デメリットを考えてみます。
リフォーム工事では、コスト面のメリットが見えてきました。
逆に解体してみないと解らない事が多く、ハッキリした金額が読みにくい。
そんな反面もあります。
建替え工事の場合はどうでしょうか?
建替えのメリット
・現状で解決したい「間取り」「設備」「断熱」「耐震」など。ほぼ解決する事ができる
・地盤を調査して、補強する事により地盤にも地震対策が可能
・リフォームに比べて、住宅ローンの金額が多く、長期間で借りる事ができる
建替えのデメリット
・解体の為に引越す必要があります。仮住まいを探す。引越しが面倒
・リフォームに比べて総合計金額は高額になる場合が多い
・リフォームに比べて工期が長くなる
・建替え不可な場合がある
メリット・デメリットの簡単に整理
リフォームのメリットは「コスト」になります。
既存の使える部分を再利用するので、建替えに比べてコストが安くなります。
しかし、デメリットは見えない部分が多い。
ここですよね。
既存部分を再利用しようと思っていても、解体してみるとシロアリの影響で使えなかったり。
壁を壊してみると断熱材が結露で使い物にならなかったり。
解体しないと解らない部分があり、再利用できないと追加工事が発生する。
この部分が最大のデメリットとも言えます。
建替えのメリットは、ほぼ全ての不満を解決する事が出来る事。
既存の住宅を解体して更地にします。
再利用する物は土地だけ。
その土地に0から新しい家を建てるので、「間取り」「設備」「断熱」「耐震」
リフォームでは解決できない不満が解決できます。
デメリットは「コスト」
再利用するものが無く、全てを新しく作ります。
相対的にリフォームに比べて高額になる場合が多いです。
他にも迷った時の判断材料をご紹介
リフォームと建替えのメリット・デメリットをご紹介しました。
メリットとデメリットは解ったけど、まだ判断に迷う・・・
高額だし、将来的な事も考えると、なかなか簡単に決断できる事じゃありません。
そんな時に合わせて判断する検討材料もご紹介します。
良かったら参考にして下さい。
築年数を検討する
やはり築年数の問題は避けて通る事ができません。
30年以上が経過している場合には、構造部分の補修や取替えに多額のコストが必要になる可能性が高いです。
もしも、30年以上が経過した築年数では建替えをオススメしたいところ。
個人的な意見ですけど。
築年数30年以上を1つの目安で検討してみては??
地盤への関心
リフォームの場合には、既存の基礎や構造体を再利用して工事を行います。
新築や建替えの場合には、基礎をつくる前に必ず地盤を調査します。
その結果、地盤が弱い場合には地盤改良工事を行い、地盤を補強します。
リフォームの場合は基礎を再利用する為に、地盤調査や地盤改良工事を簡単にする事はできません。
基礎の上部は新築同様になりますが、基礎の下部分は昔のままです。
最近では地震が頻繁に発生しています。
建物の耐震以外に、地盤の地震対策の優先順位はどうなのか?
この辺を検討してみる事も1つです。
法律の問題
さきほども触れましたが、建替えが不可能な地域もあります。
まずは、建替え工事が可能なのか??
この部分を確認してリフォーム、建替えの検討に入りましょう。
メッチャ勉強して、迷って、建替えに決めたけど・・・不可能だった。
そんな事になったら最悪です。
最後に
建替えとリフォームを検討する為の判断材料について記事にしました。
入口はリフォーム、建替え、どちらから入っても迷います。
やっぱり、老後の事も考えるし、建物の価値についても考えます。
大きく比較する枠としては・・
コスト=リフォーム
不満の改善=建替え
どちらの想いが強いのか??
一度、家族で検討してみると答えがでるかもしれません。
良かったら参考にして下さいね。