収納に必要な棚板には「種類」がある。ってご存知ですか?
こんにちは
石川県小松市 赤シャツアドバイザー タカシマ です。
今日は、家づくりで重要な収納のお話。
収納を使いやすくする為に無くてはならない「棚板」
「棚板」の枚数や、奥行き、幅などを考えておく事と収納の使いやすさは激変します。
さらに、棚板によってインテリアも激変する事はご存知ですか?
実は棚板には種類があります。
棚板の種類に目を向ける事で、よりオシャレな雰囲気の内装になります。
あまり目を向けない事が多いけど、大事な部分なんですよ。
そんな「棚板の種類」や、インテリアをオシャレにする「棚板の塗装」について紹介します。
棚の種類のご紹介
棚板には大きく分けて2種類あります。
1つは、収納内部に使う棚板
2つめは、部屋の中で見える場所に設置する棚板
見えない部分に使う棚板と、見える部分に使う棚板は一般的に材質を変えます。
まずは、見えない部分の棚板、見える部分の棚板をご紹介。
見えない部分に設置する棚
引戸や、折戸で見えなくなる収納内部の棚板のご紹介。
こちらで使う棚板は「アートランバー」といいます。
素材も軽いので、可動棚で棚板の位置を変えたい時には、女性でも簡単に変える事ができます。
パイプなどもドライバー1つで位置を変える事ができます。
軽くて、可変性が高い素材になるので、見えない収納内部には持ってこいの商品です。
そして、見える収納で使う棚に対してコストを抑える事ができます。
収納の内部には棚板を多く使います。
あまり高額な板を使うと、収納棚だけで高額な見積りになるので注意して下さい。
収納の棚板もメリハリが大事ですよね。
見える部分に設置する棚
見える部分に設置する棚とは、リビングなどの居室から見える位置に設置する棚の事をいいます。
棚を建具で隠す事が出来ないので、木製の収納板を使います。
こちらの方が見栄えがいいでしょ!?
この見える部分に使う板の事を「フリー板」と言います。
文字通りに色々な寸法や用途に使う事が出来るのでフリー板。って覚えておくと解りやすいですね。
1枚のフリー板は長さ4mで現場に搬入されます。
長い板をカットして、棚をつくります。
カット前はこんな感じです。
カット時に出る端材で、洗剤を置く棚として洗濯機の前に設置したり、飾り棚にして使います。
棚板を選ぶ時に注意するポイント
アートランバーとフリー板は好きな部材を選ぶ事ができます。
収納の内部なので、アートランバーしか使えない!
という事はありません。
では、なぜ収納の内部と見える部分で棚板の種類が違うのでしょうか?
それは、コストが変わるからです。
アートランバーの方がコストを抑えて設置する事ができます。
その理由は最初から寸法が決まっているので、大工さんがカットする必要が無い。
そして、塗装工事が必要無い。
このような理由から、アートランバーの方がコストを抑えて設置できます。
逆に、フリー板の方は、大工さんの加工が必要になります。
(大工さんが加工するから、フリー板の方は好きな寸法や形をつくる事が出来るメリットがあります。)
カットした後は、汚れや手垢が付きにくいように塗装をしてもらいます。
この工程が増える事がコストがアップする理由です。
フリー板は空間をオシャレにする。
フリー板は高い!!なんて書きましたが、メリットも当然あります!
それは、空間をオシャレに彩ってくれるアクセントにもなります。
フリー板は塗装工事が必要になります。
ここで、どんな塗料を塗るのか??
これだけでお部屋の雰囲気がガラッと変わります。
アンティークな雰囲気が好きな方は、自然塗料だとドイツのメーカーですが「オスモカラー」がオススメ。
木の持つ素材を最大限に引き出してくれる塗料だと思います。
同じ色でキレイに仕上がる感じでは無く、木目にそって濃淡が出たり。
それが、また素敵なんですよね。
キッチリ同じ色で塗りたい方は、屋内や屋外で使われている塗料「ノンロット」がオススメ。
色見本があるので、仕上がりもイメージがわきます。
防汚れ性能も高く、調湿性もある塗料です。
他にも色々な塗料があります。
塗料にこだわってみると、あなたらしい個性的な空間になるかも!?
最後に
今回はマニアックに棚板の種類をご紹介しました。
何気なく選んでる棚板だけど、実は用途によって選び方も違います。
どんな特徴があるのか?
そんな事を把握しておくと、あなたの家づくりの役に立つ事もあります。
内装の空間では、キラリと光るポイントになるので参考にして下さいね。