【平屋の疑問】35坪の平屋は大きいの?それとも小さいの?
こんにちは。
現在は小松市で店舗併用住宅を建築中。
専門は住宅ですが、店舗は違った難しさ、そして、面白さがあります。
日々、勉強させて頂けることに感謝してる タカシマ です。
僕も事務所を建てる事があれば、家とは全く違った感覚だし、こだわりも変わりますもんね!!
建築って奥が深いな~。って、改めて思います!!
今回は「35坪の平屋は大きいの?それとも小さいの?」について。
弊社では、8割の方が平屋を建築しています。
その中でも、建物の大きさの基準というか、目安で悩んでるお客様も多くいます。
石川県のような田舎だと、家の大きさも割と大きめが多いですし・・・
2階建てで35坪って聞くと・・・
少し狭いような!?
そんな感覚になると思います。
モデルハウスや見学会で見る家が40坪前後が多いから。
しかし、単純に2階建てと比べる訳にはいきません。
個人的には35坪の平屋はかなり大きいと思います!!
そして、大きな平屋を建築するには色々なハードルがありますので!!
注意して欲しいポイントを紹介します。
【平屋の疑問】35坪の平屋は大きいの?それとも小さいの?
まず、2階建てと平屋。
単純に面積を比較できない大きな理由があります。
それが、階段の有無、廊下の長さ、2階のトイレ。
こちらが平屋には必要ありません。
平屋なので、当然だけど階段はありません。
1階でも階段へ移動する廊下の長さ、2階から各部屋に移動する廊下の長さ、さらに2階のトイレ。
これだけでも約5坪は変わると言われてます。
なので、平屋では少し狭いかな!?
って、思う坪数でも、部屋の広さは確保されてます。
そもそも、固定概念というか、2階建ての感覚で平屋を考えない方がオススメ。
その方が家づくりがスムーズに進むと思います。
土地の問題
35坪の平屋を建てる時にはかなり広い土地が必要になります。
平屋のデメリットというか、注意して欲しい部分。
土地には「建ぺい率」という制限があります。
簡単に伝えると、土地に対して、1階の部分を建てる面積が制限されます。
その割合が50%、60%など。
エリアによって制限される基準も変わります。
仮に65坪の土地を購入しました。
建ぺい率は50%だと・・・
32.5坪までしか1階を建築する事ができません。
なので、そもそも35坪の平屋は難しいってことに・・・
このように、大きな平屋を建てようと思ったら、大きな土地が必要になります。
土地のコストも上がりますし、固定資産税などのランニングコストも比例して上がります。
ここは気を付けたい部分ですよね!!
金額の問題
建物も大きくなれば高額になります。
近年では、ウッドショックを筆頭に、全ての資材が値上げの一途です。
下がる物は・・・正直、1つもありません。汗
なので、家も価格も上昇してるのが現状です。
これから先は解りませんが・・・
なので、大きな家を建てると、価格が一気に上がります。
住宅ローンを問題なく払っていければOKですが。
先行きが不透明が現状。
いくら住宅ローンの金利が安いといえど、大きな借入はオススメしません。
もしも、払えなくなったら・・・
何のために家を建てたのか?
解らなくなります。
家は家族が幸せに暮らす為に建てるもの。
その為には「余裕」が凄く大切だと思います。
家の金額が上昇している現在では、家の面積をコンパクトにして建てる。
これが1つの解決策かもしれませんね!!
土地の面積もコンパクトにできますので!
良かったら参考にして下さいね!