30坪だといくらになる!?地盤改良の種類や費用の目安について
こんにちは。
石川県小松市 赤シャツアドバイザー
タカシマ です。
家づくりの中でも予算が読めない工事。
それが「地盤改良工事」になります。
地盤の強度によって、必要だったり、不必要だったりします。
そして、メッチャ弱い地盤だと予算を大幅にオーバーする事も実際にあります。
その時は冷や汗が止まらないんですよね。汗
そもそも地盤改良工事って何!?
何を基準に地盤が弱い!?強いが判断されるの!?
地盤改良工事って金額はいくら必要なの?
友達に聞いても結果がバラバラだし、家を建てる地域によっても変わります。
でも、家づくりの工事の中でも地盤は凄く大事な部分なんですね。
後からだと手をつける事ができない「地盤改良工事」について記事にします。
地盤改良工事の概要や、調査方法、金額の目安が知りたい方は参考にして下さい。
30坪だといくらになる!?地盤改良の種類や費用の目安について
まずは、地盤改良工事について。
地盤調査を行い、軟弱地盤の場合には改良工事を行い強固な地盤にする事。
これを地盤改良工事といいます。
表面は固そうな地盤に見えても、地層には軟弱な地盤が多いんですよね。
僕の住む石川県小松市は8割~9割の地域は地盤改良工事が必要になります。
地盤をしっかりと調査し、補強する事で地盤沈下に関する保険に加入できます。
地盤沈下を元に戻す工事は高額で、メッチャ大変な工事です。
一度、家をジャッキアップしてから地盤補強をするような工程。
今では全然見ないけど、20代の時に数回は見かけた事があります。
昔は、地盤に関心も低く改良工事も絶対に必要!って訳ではありませんでした。
ちなみに、瑕疵保険で最も多く使われるのは、地盤沈下に関する保険だそうです。
これだけ細かく調査して、地盤改良工事をしても沈下する事もあるんですよね。汗
地盤調査ってなに?
まずは、地盤改良工事が必要なのか?を調査する事から始めます。
この調査を「地盤調査」といいます。
家を建てる土地を事前に調査する事で、その地盤が軟弱地盤なのか?それとも強固な地盤なのか?
を判断する事ができます。
もしも、軟弱地盤だった時には、何の対策も取らないで家を建てると重みで沈下したり、傾いたりする可能性が高くなります。
地震が起きた場合の被害も大きくなります。
軟弱地盤は地震の揺れを伝えやすいんですね。
このような事を防ぐ為にも地盤調査は凄く重要な部分になります。
地盤調査のタイミング
よし!じゃー、家を建てる間に地盤調査をお願いしよう!!
自分の建築予定地の地盤が気になりますよね!?
でも、地盤調査はいつでも出来る訳ではありません。
調査を始める事ができるタイミングがあります。
それは、家の間取り図が決定した時
このタイミングで初めて地盤調査をする事ができます。
地盤調査は家の間取りの5点を調査します。
この時には建物の配置も決定しておきましょうね!
このようにして、建物の5点を計測して地耐力を確認します。
この近い距離で地耐力って変わるの??
って、思いますよね。
僕も最初は思いました。(笑)
でも、かなり違う場所もあります。
5点のうち4点は良いけど、1点だけメッチャ悪いとかね。汗
位置がずれるだけでもデータが変わります。
なので、建物の間取り図が決定した、配置が決定した。
このタイミングが重要になります。
注意して欲しいポイントが1つ。
地盤調査後に建物を1m以上動かした場合には、再調査が必要になります。
再調査費用もかかるし、データも変わるので注意して下さいね!
30坪の場合!地盤改良工事の種類と費用をご紹介
地盤調査によって、軟弱地盤だった場合には地盤改良工事が必要になります。
この改良工事の種類は「表層改良」「柱状改良」「鋼管杭改良」の3種類があります。
仮に30坪の家を建てた場合には、どれくらいの費用が必要なのか?
概算になる目安金額も合わせて紹介します。
表層改良 約40万円~60万円
表層改良とは、地盤の表層部分だけを地盤補強する事をいいます。
補強方法は、セメント系の材料と土を混ぜ合わせて表層をパンパンに固くします。
軟弱地盤が比較的に浅い層にある場合に用いられる方法です。
柱状改良 約60万円~80万円
基礎の下に何カ所も穴を掘ります。
その穴にセメント系の材料と土を混ぜ合わせたものを流し込み太い杭をつくります。
この杭を強い地盤層まで打ち込む事で強度を出す方法です。
強い地盤と、基礎を杭で連結させる事で強度を得る事ができます。
表層改良よりも地盤が弱い敷地で用いられる事が多く、地表から2m~8mの改良工事に用いられる事が多い工法です。
鋼管杭改良 約90万~130万円
基礎の真下にコンクリート製の杭を打ち込む方法。
コンクリート製の杭って、簡単にイメージ出来るのが電柱です。
電柱を地面に打ち込んで行くイメージです。
さらに深く杭を打ち込む事ができる地盤改良工事になります。
腐植土や、強度な地盤までの距離が長い、地盤の固さがバラバラ。
このような場合に多く用いられる事が多い改良工事です。
この町は地盤が強い!!
お客様から良く聞ききます。
「近所のじいちゃんが〇〇町の地盤は強い!」って言ってた。
噂的な、神話的な話。(笑)
参考にするのは良いけど、信用してはダメ。
根拠が無いですからね。汗
同じ町内にある土地でも、地盤改良が必要な土地と、必要ない土地があったり。
下手したらお隣でも調査結果が違った経験もありました。
なので、安易に結果を決めるのは間違いです。
でも、かなりの確率で調査結果が悪い立地もあります。
そんな代表的な立地をご紹介します。
埋立地
まずは、埋立地。
昔の経験ですが、田んぼを埋め立てて家を建てる計画がありました。
山に近い事もあり、田んぼの下の強度はシッカリ出ていました。
でも、埋立地という事で改良工事が必要になったんです。
やっぱり新規でつくった土地は、地盤が下がる可能性が高い。
そして、人工的につくった部分は軟弱地盤になる。
このような事から、埋立地は地盤改良工事が必要になる可能性は極めて高いです。
傾斜地の盛土部分
山を切り崩して出来た造成地。
このような場所をイメージして下さい。
必ず傾斜地が出来る場所です。
この傾斜地を造成して平坦な土地にしている場所は注意が必要です。
埋立地と同じ考えになり、新規に造成した場所は軟弱地盤な可能性が高いです。
主に分譲地に多い場所。
メッチャ素敵な立地や!!
そんな時には傾斜地なのか?ちょっと確認する事が大事です。
川の近く
川の近くも比較的に弱い地域になります。
水を含む土の成分が高い土地は、軟弱地盤が多い傾向にあります。
海の近くよりも、川が近い方が地盤が悪いイメージです。
完全な僕の経験からです。汗
海の近くは割と地盤が強いイメージがあります。
地盤改良の予算はしっかり考えよう
石川県小松市では、8割~9割は地盤改良工事が必要です。
もう、地盤改良工事が必要無かったらラッキーってコト。
この場所は地盤が強いから。
そう思っても、地盤改良の予算はしっかりと資金計画に入れましょう。
資金計画に入れないで、後から地盤改良が必要になった場合。
約70万~80万も必要になります。
いきなり高額な工事が増えると。。。色んな予定が狂います。汗
そうならないように!
30坪の家を建てるにしても、約70万円の予算は入れておきたいですね。
しっかりと改良工事の予算は見ておきましょう。
最後に
今回は地盤改良工事について解説しました。
地盤は後からリフォームする。
そんな事は不可能に近い部分です。
近年は地震が頻発しています。
建物の耐震を上げる事は凄く重要だけど、地盤も同じぐらい重要です。
シッカリと調査して、保険をかける事ができる工事をする。
後から家族を守る事になるので、軟弱地盤は必ず改良工事をしましょう。
良かったら参考にして下さいね。