今年は消費増税なみの駆け込みが予想されます【理由:住宅ローン控除3年延長】
こんにちは。
石川県小松市 赤シャツアドバイザー
タカシマ です。
去年は消費税が8%→10%に増税になりました。住宅の場合は増税のタイミングが少し変わっていて3月31日までの契約、または、9月末までの完成の場合には8%が適用されました。
去年の今頃は消費税を8%に抑えたいお客様との打合せがほとんど。住宅の場合は購入価格が高額なので2%の増税の負担が大きいんですよね。
2000万円の家を購入した場合では、8%は160万円。10%では200万円。その差は40万円!!リビングに設置する高性能なエアコンを購入できたり、ソファーが買えたり、家族旅行で豪華な旅行が行けたり。これぐらい違うと大きいですよね!!
でも、今年も消費増税に負けないぐらいの駆け込みが予想されます。
・住宅ローン控除の3年延長
・贈与税の非課税枠拡大
・次世代住宅ポイントなどの補助金関係
主にこの3つが今年中に家を建てるメリットです。
特に住宅ローン控除の延長は大きい要因でして。僕が相談を受けているお客様の多くは住宅ローン控除の延長期限を理由に家づくりを検討している方が多くいます。今回は「住宅ローン控除の延長」を紹介したいと思います。
・どれぐらいのメリットがあるの?
・どんな家づくりが対象になるのか?
このような内容の記事になります。
これから家づくりを検討する方は参考になる内容です。
今年は消費増税なみの駆け込みが予想されます【理由:住宅ローン控除3年延長】
僕が自宅を建てた時にも利用できた「住宅ローン控除」を簡単に説明しますね!!
例えば、年末の時点で住宅ローン残高が3000万円あるとします。控除率は1%なので、30万円が最大で還付される金額です。もし、納めている所得税が25万円だった場合には25万円の所得税は還付され、残り5万円は住民税より控除されることになります。
この場合だと年末に約30万円の還付が受けれます。年末の出費が多い時に30万円は大きいですよね~。
すごい単純計算ですが、30万円×10年=300万円。これが、3年の延長になると・・・。
30万円×13年=390万円。
(実際は住宅ローンの返済により年末残高は減少していきます)
こ3年の延長だけで大きく違いますよね!お客様の事情にもよるけど増税時よりもお得に家を購入する方もいると思います。
補足として
住宅ローン控除3年延長の場合は11年~13年目は少し異なった計算方法になります。
11年~13年→次のいずれか低いほう
・建物価格の2%÷3年間
・年末残高の1%
仮に建物の価格が2200万円。10年目の年末残高が2000万円の場合。
2200万円×2%÷3年間=14.66万円
2000万円×1%=20万円
低い方が適用されるので建物価格の2%÷3年間が適用されます。
住宅ローン控除を受ける為のハードル
しかし、住宅ローン控除の3年延長を受ける為には大きなハードルがあります。
それは・・・
令和元年10月1日から令和2年12月31日に入居した方が対象になります。
今年の年末に入居した方までが対象なんです。来年に入居すると10年に戻る予想。
消費増税の緩和策なので永遠には続きません・・・。
大きなハードルは年末までの入居。ここなんですね。
家づくりは思ったよりも時間がかかります。
ざっくりと説明すると。
住宅会社を選定する期間・3ヵ月
間取り・内装打合せ・3ヵ月
着工~完成・4ヵ月
合計で10ヵ月が必要になります。ざっくりですが。汗
もしも、1月から家づくりを始めても完成は10月になる計算です。ここに土地探しも加えると工程的にギリギリになるんです。住宅ローン控除の延長を検討している方がいれば「スケジュール」は大事になってきます。まずは、家づくりのスケジュールから確認する必要があります。
最後に
今年は住宅ローン控除の延長が大きな要因になる事は間違いありません。
その為に大事になってくるスケジュール。
でも、個人的には住宅ローン控除も大きなメリットなのは間違いありません。適用できなくてもチャレンジしてみる価値はあります。
しかし、一番大事な事は「家族が豊かな生活を送るための家づくり」ってこと。
補助金の為に家をつくる訳じゃないので!!ここは、間違わないで欲しいな。って強く思います!!
補助金は上手に利用する物であって、利用される物ではありません。
良かったら参考にして下さいね。