土地探しで起こりやすい。後悔や、失敗した事例まとめ5選
こんにちは。
あっという間に1日が終わる タカシマ です。
でも、それだけ充実してる。って事ですよね。
こんな状況でも、お仕事を頂けるオーナー様には本当に感謝しかありません!
今回は、土地探しで失敗した。後悔した。理由を厳選して5つ紹介します。
建築業界に携わって20年。色々とありました。やっぱり、土地探しでは、僕も失敗した事がありますし、お客様も失敗する事があります。
そんな代表的な失敗例を知る事で、失敗しなくなる確率は減ると思います。
土地探しで、これだけは抑えて欲しいポイント。
・諸経費を後から知って予算オーバーに
・土地を購入して、家を建てたら予算オーバー
・土地を購入した後のスケジュールで失敗
・ライバルに負ける
このような内容の記事になります。
これから土地探しを始める方、土地探しを始めている方は参考になる内容です。
土地探しで起こりやすい。後悔や、失敗した理由まとめ5選
家づくりでの中でも1番難しいと言われる土地探し。難しい理由は色々とありますが、僕が思う1番の理由はコレかな。
同じ土地は日本中を探しても1つもない。
そう。同じ土地って二度と出てきません。だから土地を決める時には迷います。「ここで本当にいいのか??」って、誰でも思います。
土地探しをしている方は失敗したくない。後悔したくない。皆な思っています。でも、土地探しに失敗する方もいます。土地探しに失敗する理由も色々とありますが、今回は代表的な5つの理由を紹介します。
失敗から学ぶ事は多いです。この5つの失敗事例を回避できれば、それだけ成功に近くなります。まずは、代表的な失敗事例を押さえましょう。
土地が広すぎた
自分の理想の家を建てるには、何坪の土地が必要でしょうか??
「う~ん。60坪ぐらい」
「100坪は欲しいな」
色々な意見があると思います。でも、実際には根拠が無く、感覚で土地の大きさを決めて探している方が大半です。
その中でも多い失敗事例。土地が大きすぎた・・・。
小さいよりも大きい方がいいんじゃ!?確かに、その考え方も1つだと思います。でも、大きい土地にもデメリットがあります。それは、あまった土地の管理、土地が大きいから外構工事が高額になるなど。
例えば、90坪の土地を検討しています。その土地に建てる家は40坪。残る土地は90坪ー40坪(建物の大きさ)で50坪か。このように計算される方がいます。でも、この計算は間違っています。
建物の大きさ40坪は、1階と2階を合算した面積です。土地に必要な部分は1階のみ。なので、90坪ー20坪(1階の大きさ)=70坪(敷地の残った部分)このような計算になります。
50坪と70坪では、全く大きさが違います。案外と多い計算ミスなので、注意して下さいね!
土地の大きさについて詳しく解説した記事になります。良かったら一緒に読んで下さい。
諸経費って何!?聞いてないよ。
土地の売買価格は500万円。500万円を準備すれば土地を買えるのか!?って、いうと違います。500万円だけでは購入できません。
その他に「諸費用」が必要になります。
諸費用とは、土地の売値以外に必要になる経費のこと。
・土地の名義を変える、所有権移転費用。
・不動産屋さんに支払う、仲介手数料。
・固定資産税の清算金。
・農地の場合は宅地に変更する、農転費用。
・水道が敷地に入ってない場合には、水道の引込み費用。
土地によっても違いますが、このような費用が必要になります。
500万円の土地を購入しても、諸経費を含めると600万円になった。
このような事も多くあるので、土地の売値だけじゃなく諸経費も含めた合計金額を把握してから、土地の購入を検討するようにしましょう。
土地にお金が必要で、家にお金をかけれない。
もう1つの事例も予算オーバーについて。
諸経費での予算オーバーもありますが、土地と建物。そして、諸経費を含めた合計金額が思ったよりも高額で自分たちの予算をオーバーした。このような失敗もあります。
この場合には、土地を先に契約してるので、家にお金がかけられない。その結果、家族の希望が半分しか入らない家になった。涙
こんな失敗になる理由は、土地の探し方が悪い。これに尽きます。
土地探しは、土地から探すと失敗します。土地探しで予算オーバーにならない探し方はコチラ。
①トータルの予算を決める。
②自分の理想の家が何坪で、いくらなのか?を知る。
③必要な諸経費を確認する。
④トータル予算ー諸経費ー建物予算=土地に使える予算
このように、総合計から絶対に必要な諸経費を引いて残った予算。この中で建物と土地のバランスを検討する事が大事です。
トータルで予算オーバーになる方に多い共通してる部分。
それは、土地の金額しか情報が無い。
ここです。自分の希望する家の値段。諸経費など。他の情報が乏しいです。土地以外の情報を集める事で予算オーバーは防ぐ事ができます。
土地探しで多い予算オーバーを防ぐ方法を詳しく書いた記事です。よかったら一緒に読んでみて下さい。
土地を購入するスケジュールでの失敗
現金で購入する方は飛ばして下さい。でも、住宅ローンを利用して土地を購入する方は凄く大事な部分。
それは、土地を購入するスケジュール。
え!?スケジュールって!?よく解りませんよね。汗
土地の購入には、お金が必要になる時が2回あります。
1・土地の契約時に必要な「手付金」
2・土地の決済時に必要な「手付金を引いた残代金」
この2つです。
土地の契約時に必要な手付金は自己資金で支払います。相場は売買代金の1割。500万円だと、50万円になります。
残りの450万円を支払うと、土地が自分の名義になり、土地の購入が完了します。
残りの450万円を住宅ローンで支払う方はスケジュールに注意が必要です。
住宅ローンを利用する為には、色々と準備する物が必要です。必要な準備物は金融機関によって異なりますので、確認が必要です。
・土地の契約書
・建物の見積り
・建物の図面
・建物の契約書
土地以外にも、建物関係の書類も必要になります。これだけの書類を作成する為に利用できる時間。
約1~2カ月の時間しかありません。
土地の契約から、土地の決済までの時間が約1~2カ月です。この期間で住宅ローンを借りる段取りをしないと、決済日に間に合わなくなります。
土地を契約してからはスピードが一気に速くなります。契約してから工務店を探そう。なんて思ってると痛い目にあいます。土地の契約時には建築会社も決まっている。これが理想です。
このスケジュールは詳しく書くと長くなりますので、こちらの記事で確認して下さいね!
ライバルに負ける
そして最後はコチラ。
同じエリアで土地を探してるライバルに負ける。
これが一番ツライかも。汗
土地探しをしている方でライバルを意識している方は少ないな。って僕は思います。実は、同じエリア、同じ価格帯、で土地を探してるライバルは高確率でいます。実際には目に見える事は少ないからライバルには関心が薄いんですね。
ここに決めよう!!そんな土地に出会うとします。やっぱり決断するのは迷うし、家族と何回も話し合って、何回も現地へ足を運びます。
そして、「ここに決めよう!!」と家族で決めて不動産屋に連絡します。
「すいません。2日前に売れました」
こんな返答が返ってきたらどうですか??かなりショックだと思います。
決断する為に使ったパワー、家族で話し合った時間、現地へ足を運んだ時間。全てが無駄になります。さらに、また1から始まる土地探し。
ここからの土地探しは大変です。決めようと思った土地が基準になります。この土地以上の土地じゃないと、なかなか買うという気持ちになれません。ポンポンとビビッと来る土地が無いので、ライバルに負けると土地探しが大変になる可能性は大。
このような経験は何度もしました。
このような経験をしない為にも、土地探しは「土地を買える状態になってから始める」ことが大事です。
最後に
今回は、よくある土地探しの失敗事例を紹介しました。
どの失敗も実際に経験してきました。土地だけを買うのなら簡単だけど、土地を買って家を建てる。
土地と住宅の2つを同時に進めていく必要があるから難しくなります。家を建てるだけでも大変ですもんね。汗
失敗事例を知っていれば、そんな失敗をしないように進める。これだけで失敗、後悔をする確率は減ると思います。
・土地の大きさ
・諸経費の存在
・予算オーバー
・スケジュール
・ライバル
この5つには特に意識しながら土地探しを始めて下さいね!
良かったら参考にして下さい。
難しくて解らない。もうちょっと詳しく聞きたい。土地探しで悩んでいる。そんな方はコチラから相談する事も可能です。