窓ガラスの種類と選び方で家の性能が大きく変わります!
こんにちは。
石川県小松市 赤シャツアドバイザー
タカシマ です。
新築を建てる時には、どんな窓を選ぶのか??
ここは凄く重要な選択です。
窓によって何が変わるのか??
・防犯性能
・省エネ性能
・近隣からの目線
・風の入り方
こんなに多くの効果がある部分が窓です。
後から簡単に変えるコトが出来ない部分です。
最初に検討する必要があります。
・ガラスで変わる性能をご紹介
・自然の風を上手に入れる工夫
このような内容の記事になります。
これから新築を検討する方や、間取りを作成している方には
参考になる内容です。
窓ガラスの種類と選び方で家の性能が大きく変わります!
住宅会社によって、標準の窓は決まっています。
窓の種類も色々とあり、木製サッシ、トリプルサッシ。
金額は高額だけどね。
どの建築会社で家を建てても必ず選ぶ必要がある部分。
それは、ガラスの種類になります。
大きく分けて2つのガラスから選びます。
・透明ガラス
・型ガラス
まずは、この代表的な2つのガラスを紹介します。
・透明ガラス
住宅で最も使われているガラスだと思います。
皆さんも目にするガラス。
透明ガラスのメリット。
・外の景色が見える。
・太陽の光が入り明るい空間になる。
目線が奥に抜けると広さ、明るさの感じ方は全然違います。
でも、外の目線が気になって。。。
カーテンを閉めっぱなしに。。。
カーテンを開けないと透明ガラスのメリットが半減します。
窓の配置には注意が必要ですね。
ガラスが割れた!ヒビが入った!
このような場合でも、透明ガラスは在庫があります。
修理や交換も早急に対応できる場合が多いです。
型ガラス
基本的には見られたくない部屋に設置します。
お風呂、サンルーム、脱衣、トイレなど。
水まわりに多く使うガラスです。
(水まわりは型ガラスが基本的です)
型ガラスは外から見えにくいガラスです。
でも、中からも外が見えにくい。(当たり前ですけどね。汗)
透明ガラスに比べて明るさは感じません。
そして、外も見えないので空間が狭く感じる可能性も。
型ガラスは見えない。ではありません。
見えにくいが正解です。
夜になり明かりを付けると、外からシルエットが見えます。
型ガラスと言えど100%では無いので注意して下さいね!!
網入りガラス
住んでいる場所によって指定される可能性がある網入りガラス。
「防火地域」「準防火地域」で使う窓になります。
防火地域では、窓ガラスなどの開口部に防火・耐火性能を持った
防火ガラスを使う必要があります。
この時に多く使うガラスが「網入りガラス」になります。
ガラスの中にワイヤーが入っているので、一般的なガラスに比べて
高価になります。
防火地域、準防火地域の方は注意して下さいね。
すりガラス
型ガラスと似たような形状で、透過性が少ないガラスです。
ただ、型ガラスと作り方が違います。
すりガラスは、ガラスの表面に金剛砂を当て微細の凸凹をつける
ことで不透明にします。
これを、サンドブラストと言います。
昔の和室の障子にも利用されてました。
過去に、お客様から要望を頂きました。
型ガラスじゃなくて、スリガラスを使えますか?
大丈夫だろう。
そう思いながらメーカーに確認してみました。
メーカー保証がつかない場合もあるので注意して下さい。
このような返答が来ました。
ガラスの種類やメーカーによって、保証面が違うので。
ここは確認してから検討して下さいね。
理由は、サンドブラストでガラスを意図的に
傷つける方法が問題みたいです。
ガラスの性能を紹介します。
ガラスの形状を紹介しました。
他にも細かい形状はありますが、住宅で使う代表的な
ガラスを紹介しました。
このガラスの種類を知っていれば、窓の打合せ時に
迷う場合も少なくなります。
そして、もう1つ。
ガラスの形状ではなく、ガラスの性能も大事な部分。
ガラスは省エネ性能。防犯性能に大きく貢献します。
そんな特殊な性能を持ったガラスを紹介します。
Low-eガラス
「Low-eガラス」とはペアガラスの中空層に金属加工したガラスです。
この金属加工をすると、夏の暑い西日。
特に夕方とか強烈です。
・エアコンが効かない。
・寝る時に部屋に熱がこもる
夏の暑さで悩む問題。
遮熱タイプのLow-eガラスを使うと、日射熱による温度上昇を
抑えることができます。
部屋の冷房や暖房を外に逃がさない。
外からの熱の侵入を防ぐ。
このような効果のあるガラスです。
アルゴンガスを入れると、さらに性能アップ
アルゴンガス入りを選ぶと、さらに断熱性能がアップします。
アルゴンガスは、毒素のない不燃性の不活性ガス。
電球や蛍光灯にも仕様されています。
熱を伝えにくく空気よりも重いため、複層ガラスの中空層で
対流をを抑えて断熱効果を高める効果があります。
防犯ガラス
建物への侵入経路の6割は窓からと言われています。
そして、その窓からの侵入の7割が「ガラス破り」です。
施錠していない侵入は3割もありません。
侵入者がガラスを割って、クレセントを回して部屋に入る。
侵入方法を言います。
侵入を防ぐ為に大事な部分。
それが、割れにくいガラスの防犯ガラスです。
さらにペアガラスで、2枚の防犯ガラスを破らないと
室内に入れません。
破壊されにくいので、ガラス破りやこじ破りの手口に
非常に有効なガラスです。
防犯が心配な方にオススメのガラスです。
騒音を入れにくいガラス
生活を送るとき騒音は大事ですよね。
ご近所のトラブルに発展する可能性もあります。
この騒音を減少するガラスもあります。
うるさい。って感じる騒音レベル。
60~70デシベルと言われます。
ペアガラスでも騒音の減少効果があります。
さらに高いガラス「異厚複層ガラス」です。
違う暑さのガラスを使って、ペアガラスします。
その結果、共鳴減少を減少し遮音効果につながるガラスです。
騒音が気になる方にオススメです。
最後に
今回はガラスの形状や性能を紹介しました。
窓の性能って本当に大事。
家の性能に直結する部分なんですね。
インテリアの打合せで必ず耳にする部分。
透明ガラス
型ガラス
どんな形状なのか?把握しておくと打合せが
スムーズに進みます。
断熱効果、防犯性能、騒音対策にオススメの
ガラスも紹介しました。
後から変更すると高額なお金が必要になります。
最初に検討することをオススメします。
あなたの家づくりの参考にして下さいね。