【対面キッチン】最近は見ない吊戸棚。設置するメリットは??
こんにちは。
昨日の暖かさで雪もかなり溶けた石川県。
今日も気温が上がる予報なので、これで現場の雪が溶けてほしい!!
切に願う タカシマ です。
今回は「対面キッチンの吊戸棚は必要なのか??」について。
僕が建築業界に入った時には対面キッチンは斬新な間取りでした。
まだまだキッチンとダイニングが同じ部屋にあるケースも多く、キッチンも外壁面に向かって設置されていました。
それが当たり前の時代だったんですね。
しかし、最近では外壁面にキッチンを設置する事は少なくなりました。汗
というか、ほぼありません。汗
家を建てる多くは「子育て世代の方」です。
キッチンに立ったママから視線は子供が良く見えるように。
そして、家族との距離が近くコミュニケーションが取れるように。
このような理由から対面キッチンが多く採用されています。
キッチンからの視線が重要視されるようになると、同時にキッチンの吊り戸棚の要望も少なくなってきました。
でも、キッチンの収納は多く欲しいしな・・・。そんな時には吊り戸が役に立ちます。
今回は対面キッチンの吊り戸のメリット・メリットを紹介します。
・使いやすい吊り戸棚を作るコツ
・吊り戸棚は必要か?
このような内容の記事になります。
これから家づくりを始める方や、キッチンの吊り戸棚の設置に迷ってる方には参考になる内容です。
対面キッチンの吊り戸棚の設置はありか?なしか?
吊り戸棚と言ってもピンとこない方も居ると思います。
あまり見かける事が少なくなりましたしね。
イメージ的には画像のような収納になります。
レンジフードの横に設置されている収納部分。
ここを吊り戸棚と呼びます。
吊り戸棚を設置しようか??迷った時にはLDKの雰囲気から考えてみると良いと思います。
吊り戸棚があるLDKの雰囲気は全く違います
吊り戸棚があるLDK、吊り戸棚がないLDKでは雰囲気が全く違います。
吊り戸棚が無いとキッチンからリビングまで一体化のある空間になり、目線も奥まで抜けますしLDKを広く感じる事ができます。
しかし、吊り戸棚があると収納量は上がりますが、LDKは狭く見えるように・・・。
このように吊り戸棚があるとキッチンとリビングの空間がスパッと切れるようなイメージになります。
あまりLDKに広がりを求めない方や、リビングからキッチンが見えるのが嫌な方にはオススメです。
逆に吊り戸棚が無いとLDKは一体的な空間になります。
LDKを広く見せたい方や、キッチンに立った時に子供達が見えるように、家族との距離が近くコミュニケーションを大事にしたい方には吊り戸をオススメしています。
吊り戸は収納量も増えますし、今でも現役で活躍しています。
ただ、収納だけじゃなく「どのようなLDKが好みなのか??」も視野にいれて検討すると答えが見つかるかもしれません。
使いやすい吊り戸棚を設置するコツ
やっぱり吊り戸棚を検討したいな!!
吊り戸棚にも色々と種類があります。
今回は吊り戸棚に何を収納するのか??その収納する物によって吊り戸棚の種類を変える方法もアリだと思います。
吊り戸棚には何を収納する?
まずは、ここから整理しましょう。
吊り戸棚に何を収納するのか??
代表的な物はコチラ・・・
・あまり使わない大型の鍋や調理器具
・ラップ・ホイル・キッチンペーパーなどの小物
・使わない食器など
まだまだ他にもあると思いますが、僕が頭の中に浮かぶ物です。
頻繁に使わない物が多いような気がします。
よく使う物は別に収納しませんか??
キッチンに立つのは基本的に女性です。
高い位置にある収納にくわえて、キッチンの奥行きが邪魔で取り出しにくい。
このようなデメリットがあります。だから、使用頻度の少ない物を収納するようになります。
吊り戸棚よりもキッチンの方が奥行きがあるので、手が届きにくい・・・。ここも原因の1つですよね。
逆に吊り戸棚があっても手が届きやすい。このような収納の方が使いやすいかも!?
カップボードを利用する
カップボードはご存知ですか!?画像のようなイメージの食器棚。
食器だけじゃなく、炊飯器やレンジ、オーブンも設置できます。
この上部の収納部分に注目して下さい。この位置に大物の鍋など。
あまり使わない物を収納できます。
カップボードはキッチンと吊り戸棚のように奥行きがバラバラじゃありません。
キッチンの奥行きが深くて、吊り戸棚の奥行きが浅いから手が届きにくい。
カップボードは下部も上部も同じ奥行きなので物の出し入れも楽です。
あまり大物の鍋や、使わない物が少ない方は吊り戸ではなく、カップボードも検討してみてはどうでしょうか??
昇降式の吊り戸棚
吊り戸棚は開戸以外の収納も可能です。
その1つに「昇降式」があります。
手が届きにくく使い勝手が悪いデメリットを克服した吊り戸棚です。
昇降式なので手をのばしたり、踏み台に乗ったり、面倒な事をしなくても収納可能です。
収納以外にも食器乾燥機にする事もできます。
洗った食器を置く場所って案外と場所も取るし、置く場所に困ったりする部分。
食器棚を利用して洗った食器を置けると便利ですよね!
昇降式はコストは必要ですが、非常に便利な吊り戸棚として使えるからオススメです。
吊り戸棚は必要か?
一言で言うのは難しいです。すいません。
お客様の求める暮らしによって大きく違うと思います。
例えば、広いLDKが欲しい。家族とのコミュニケーションを取りたい。
このような要望がある場合にはオススメしません。
しかし、壁付けキッチンを希望している。
対面キッチンを希望するけどリビングから見せたくない。
食品庫やパントリーが確保できない。
このような方には吊り戸棚を活用する方法もアリだと思います。
どのような雰囲気のLDKが欲しいのか??
僕はここが選択する基準になると思うんですよね。
最後に
今回は吊り戸棚について記事にしました。
最近は設置する事が減りました。しかし、設置する数が減ったから必要無い。って事はありません。
他のお客様の暮らしが自分達に合うか??それは違いますよね。間取りも違う訳ですし。
自分達には必要なのか??
それを決める為に、どのような雰囲気の空間が希望なのか??
ここから家族で考えてみると答えが出る可能性がありますよ。
良かったら参考にして下さい。