新築でエアコンを取り付ける時の注意点を簡単に紹介します
こんにちは。
石川県小松市 赤シャツアドバイザー
タカシマ です。
今回は新築時には必須ですよね。エアコンの取り付けのポイントや注意点を紹介しようと思います。実は、エアコンの取り付け位置は失敗が多い部分だったりします。
お恥ずかしい話ですが、僕も失敗した経験があります。オーナー様がエアコンの掃除をしようと思ったら、カーテンレールにエアコンカバーがあたって開かない事が・・・。汗 すぐにエアコンの位置を変えた事があります。本当にご迷惑をかけました。
このように色々な部分と干渉する可能性が高いエアコン。必ず取り付けるエアコンなので簡単な注意点を紹介します。
・エアコンを設置する時の注意点
・図面の段階でチェックしよう
このような内容の記事になります。
これから内装打合せを始める方や、これから家づくりを始める方に参考になる内容です。
新築で設置するエアコンの選び方
エアコンのカタログを見ると「11~17畳(18~28㎡)」のように冷暖房の畳数の目安に幅があります。これには意味があって、部屋の広さが同じでも、地域や構造、方角などの条件で冷暖房の効果が変わるからです。
なるほど。11畳~17畳のLDKなら大丈夫なのか。うちのLDKは16畳だからOKかな??
って、勘違いをしそうになりますが、これは意味が違います。
「木造住宅南向き11畳」「鉄筋コンクリート南向き17畳」って意味です。木造よりも鉄筋コンクリートで造られたマンションのほうが、同じエアコンでも効果が高いと言われています。
そして、もう1つ。カタログを見ると冷房と暖房では、適用畳数が違います。どれぐらいの大きさを買えばいいのか??悩みますよね。
僕のオススメは暖房を基準にエアコンを選ぶ。
断熱材や、サッシの性能は飛躍的に上がっています。夏の冷房はエアコンの容量が小さくても問題ないはず。暑いな~。エアコンが小さいんじゃ!?って事はありません。しかし、暖房は別物です。
暖房は容量の大きいエアコンがオススメです。一回りほど大きいエアコンが目安かな。
自宅を建てた時に断熱やサッシの効果が高いから少しケチりまして・・・。一回り小さなエアコンを買いました。夏は全く問題が無いけど、冬になるとパワー不足を痛感してます。まだ、新しいし買換えも勿体ないから。後悔してるんですよね。
そうならない為にも暖房を基準にエアコンを選ぶ事をオススメします。
エアコンを設置する時に注意したいポイント
新築工事でエアコンを設置するタイミングは一番最後です。家が完成してから設置します。もしも、ここで問題があったら大変なんですよね。補修で済めばいいけど、大きな問題だと引渡しが遅れる可能性もあります。
そうならい為にも注意したい。代表的な失敗例を紹介します。
ここだけ注意するだけでも違いますから。
エアコンの室外機の位置。
エアコンの室外機の位置なんですけど。ここは重要です。
例えば、室内のエアコン位置は完璧に考えてた。いざ子供部屋にエアコンを設置するタイミングだったのでエアコンを購入。室外機が家の正面にしか設置できない・・・。え!?マジで!?
室外機が家の正面にドーンと来たら悲しいっすよね。せっかく考えた外観が残念な事になっちゃうし。。。これは、結構なアルアルです。
そしてもう1つ。
室外機とエアコンをつなぐ配管も邪魔なんです。特に目立ちます。色は外壁色に合わすけど、全く同じ色は難しい。質感も違うから。どうしても目立つんですよね。
家の方角やプランにもよりますが、特に「子供部屋の室外機」は注意して下さい。家の正面になりやすい事が多いんで。
完成したら変更は難しいけど、間取り作成時や、コンセントの打合せ時は変更が可能です。室内のエアコンの位置も重要だけど、室外機の位置も気にしておく事をオススメします。
筋交い部分は注意が必要
エアコンは壁に穴を開けて設置します。この穴を開ける位置は重要。
壁の中には「筋交い」と言われる耐力壁になっている壁があります。基本は「筋交い」が入ってない壁に穴を開ける。もしくは筋交いを外して穴を開ける必要があります。
建築会社でエアコンを設置する場合は耐力壁の位置を理解してるから問題ありませんが、家電業者さんでエアコンを設置する場合は注意して下さい。
家電業者さんは完成後の家しか見れませんし、耐力壁の位置も解りません。この時には建築会社から耐力壁の位置を図面に記載して貰って、取付け業者さんに見せるのがベストです。図面だけは準備しておきましょう。
カーテンレールとエアコンの干渉
僕も失敗したエアコンとカーテンレールの干渉問題。
カーテンレールは本当に色々なデザインがあります。一般的なカーテンレールは問題無いと思います。しかし、端が長いカーテンレールや、装飾性の強いカーテンレールは注意して下さい。
このようなタイプのカーテンレールは注意して下さいね!
図面段階は自由がきく。
着工していない図面の段階では修正が楽です。どうしても正面に室外機が設置される。。。
そんな事もあります。
着工する前に対策を考えておけば将来設置する時も安心です。
例えば、壁面から室外機の工事を出さずに天井に点検口を配置する。そうすると、天井裏を使って室外機の配管工事が可能です。天井裏を利用すると正面への設置も回避されます。
家が完成した後だと大変な事でも、図面や工事中には可能な事が多くあります。
間取が8割ぐらい決まった時にはエアコンの位置も検討してみるといいですよ。
最後に
今回はエアコンの室外機を設置する注意点を紹介しました。
エアコンは建築会社で準備する事もあれば、お施主様で準備する場合もあります。お施主様で準備する場合は事前に建築会社に相談したり、設計士に相談しておきましょう。やっぱりプロの意見は大事ですから。
良かったら参考にして下さいね。