新築の内装デザインに大きく影響するフローリングの選び方

こんにちは。
石川県小松市 赤シャツアドバイザー
タカシマ です。
内装デザインや、部屋の雰囲気でかなり重要な部分が「床」になります。床に使う部材の種類や、色によって部屋の雰囲気は大きく変わります。それぐらい、床はデザインに大きく影響します。
そんなフローリングですが、色も大事だけどフローリングの「素材」は重要です。そんな、代表的なフローリングの素材。無垢材と複合フローリングを紹介します。それぞれにメリット、デメリットがあります。あなたに合った素材を選ぶ事が大事ですよね。
・複合フローリングのメリット・デメリット
・フローリングの選び方
このような内容の記事になります。
これから内装を選んでいく方や、家づくりを始める方には参考になる内容です。
新築の内装デザインに大きく影響するフローリングの選び方
フローリングの種類や色によって部屋の雰囲気ってガラっと変わります。床の面積は広く、天井や壁よりも目に入りやすいから余計に感じます。
そんなフローリングの種類は主に2種類。
「木質系床材」・「複合床材」この2種類が代表的
まずは、実際に床に使ったイメージを確認してみましょう。見比べると違いがわかります。
・複合フローリング
このようなイメージが複合フローリング。傷や汚れに強くお手入れも楽なフローリングです。
・木質系床材と呼ばれる無垢材。
天然木が持つ美しさ、肌触りが特徴のフローリング。本物の木を加工してフローリングにしています。
この床材は杉を使っています。無垢材は面白くて、木の種類によって、色や雰囲気がガラッと変わります。色々な無垢の中から好みを選べる楽しさがあります。
複合フローリングって!?
まずは、傷や汚れに強く、お手入れも楽な複合フローリングを紹介します。
複合フローリングとは、薄くスライスした集成材の板を接着剤で複数枚はりつけます。フローリングの表面には化粧材を貼り合わせた床材のこと。
この表面に使う化粧材の効果によって、傷に強かったり、汚れに強かったり、お手入れが楽だったり。色々な効果を生み出します。
複合フローリングのメリット
木質系フローリングの長所は色々とあります。
まずは、傷や汚れには非常に強い素材です。理由は、フローリングの表面にプラスチック樹脂を硬化させた加工をしています。この効果により、傷や汚れに強く、お手入れも楽なフローリングです。
僕の家も書斎は、複合フローリングを使っています。イスをガンガン移動させていますが床には傷がつきません。もう4年近くたつけど綺麗なもんです。
そして、無垢材に比べてコストが安く抑える事が可能です。やはり、無垢材は樹種にもよりますが、高額です。汗
複合フローリングの断面になります。
複層になっていて表面の0.2〜0.3mmの部分に特殊な加工がしてあります。複層構造な事で、気温や湿度による反りの変形に強く、将来的なメンテナンスの必要が無い点もメリットになりますね。
複合フローリングのデメリット
複合フローリングのデメリットは、見た目が一番かな!?って個人的に思います。
無垢材とは違い、見た目の雰囲気や高級感はどうしても、見劣りします。性能面でも無垢材と比べると、調湿効果、肌ざわりは期待できません。
無垢材と呼ばれるフローリング
無垢材は天然木100%のフローリングです。
部屋に入ると天然の木の良い香りがします。さらに、雰囲気も高級感を演出します。
天然木なので、接着材等は使用していません。化学物質が苦手な方にもオススメのフローリングです。
無垢材のメリット
無垢材の特徴は仕上がりの良さ。そして肌触り。
これは、複合フローリングでは再現する事は出来ません。そして、木は断熱効果もあり冬はフローリングがヒヤっとしなかったり、夏は調湿作用の効果でサラっとした肌触りになります。さらに耐久性も高いのが無垢材フローリングのメリットになります。
仕上がりも複合フローリングに比べて暖かい雰囲気になり、樹種によっては高級感を演出できる素材です。
無垢材のデメリット
でも、傷はつきやすい床です。汗
うちのチビが小さな時は、トミカを持ったまま転んだり、床に落としたりしました。どんなチビもすると思います。
その結果・・・無垢材はやっぱり傷はつきます。傷つくというか凹みます。
ま~、最初はショックが大きかったけど今は気にならなくなりました。
そして、もう1つ。
季節の環境によってフローリングが、膨れたり縮んだりします。天然木を加工してフローリングにしていますが、やっぱり生きています。調湿もしますしね。その結果ですが、伸縮もしますし、反りが出る可能性があります。
ここは無垢材の性質上です。これも無垢の魅力と理解する必要があります。
やっぱり無垢材は生きてますから。
フローリングを選ぶポイント
全く性能の違うフローリング。
無垢を選ぶ方は本物の木が好き。肌ざわりが好き。接着材を使わない体に優しい部分が好き。そんな好きって部分で選ぶ事も大切。
逆にメンテナンス性能や、傷に強い。お手入れが楽。性能で選ぶ方は複合フローリングをオススメします。ワックスをかけなくていいし、傷もつかないしね。
どちらのフローリングにも一長一短があります。そのメリットとデメリットを理解してから選ぶ事が大切。
どちらか一方がベスト!!って事はありません。住むお客様の感性や、ライフスタイルで選ぶといいですね。
僕だったら・・・
僕はやっぱり無垢が好きです。本物の木が持ってる肌触りって虜になるんですよね。個人的には無垢材がオススメです。
最後に
今回は、家づくりで必ず選ぶことになる「フローリング」の種類を紹介しました。細かく調べると多くのフローリングがあります。でも、まずは代表的な2種類。この2種類から絞っていくと選びやすいと思います。
なかなか迷う部分ですが、仕上がりに大きな影響を与えるので吟味して欲しい部分でもあります。
メリットは良く聞くと思いますが、デメリットもシッカリと把握して検討して下さいね!
良かったら参考にして下さい。