【注意】家の価格を坪単価で判断すると失敗する理由
こんにちは。
今週は今年初の上棟!!
なので、バタバタしている タカシマ です。
朝一のチェックは天気予報から。
今のところは曇り。
このままお願いします!!
今回は「家の価格を坪単価で判断してはいけない理由」について。
僕も初めて接客するお客様には必ず聞かれます。
「坪単価はいくらですか??」
大方の目安は答えてます。
「そうですね〜約55万円前後です」
でも、本当に目安でして。汗
坪単価は簡単に変動しますから。
建物の大きさによって、坪単価は大きく変わります。
なので、あなたが希望する建物の大きさが30坪だった場合には、僕の伝えた坪単価よりも高い見積りになるんですね。
その理由は、坪単価は建物が大きくなれば安くなるし、建物が小さくなれば高くなります。
何故!?そうなるのか??を紹介しますね。
【注意】家の価格を坪単価で判断すると失敗する理由
例えば、同じ土地に2つのプランを作成しました。
1つは、20坪のプラン。2つめは、40坪のプランです。
2倍の広さが違うと、坪単価はどれだけ違うのか??
約10万円は違います。
20坪の坪単価は60万円。40坪の坪単価は50万円。
このようなイメージです。
こうなる大きな原因の1つは「水回り」です。
考えてみてください。
建物が大きくても、小さくても、キッチン、ユニットバス、洗面は1つですよね。
大きさに比例して、個数が増える事はありません。
仮に200万円のコストがかかってる場合では、20坪の水回りに必要な坪単価は・・・
200万円÷20坪=10万円に。
これが40坪になると・・・
200万円÷40坪=5万円 になります。
単純に家の大きさが違うだけで、同じ仕様でも坪単価は5万円も変わってくるんです。
家は総額で考える
なるほど!!
家は大きくなれば安くなるんだ!!
じゃ〜、大きい家の方がお得だよな。
って、思いますよね。
僕も記事を書いてて思ったりします。笑
しかし、総額で考えると、20坪の家に比べて40坪の家は圧倒的に高くなります。
20坪の家は、坪単価60万円×20坪=1200万円
40坪の家は、坪単価50万円×40坪=2000万円
このように総額で考えると、金額が全然違いますよね。
坪単価は、家が大きくなれば安くなり、家が小さくなれば高くなります。
しかし、家の総額は、家が大きくなれば高くなり、小さくなれば安くなります。
なので、家の価格を坪単価で判断すると、大きくなった方がお得に感じるので、家が大きくなる可能性が高くなります。
その結果、高い買い物をしてしまうケースも。汗
家が大きくなるとイニシャルコスト以外でも、固定資産税も高くなるし、冷暖房に必要な費用も高くなります。
同じ面積でも坪単価が違う場合も
家の坪単価は大きさ以外でも変わります。
それは、家の形状。
ここも大事なんですね。
青い形、ピンクの形。
形は違いますが面積は同じ100m2です。
坪に変換すると約30坪。
しかし、面積は同じでも外周は全く違います。
青色:10m+10m+10m+10m=40m
ピンク:20m+5m+20m+5m=50m
これだけ外周が違うと、外壁の工事面積が変わってきます。
当然ですが、距離が短い方が外壁を施工する面積も安くなるので。
家の価格は総額で判断する事が大事
坪単価は1つの目安です。
僕も聞かれれば答えてます。
しかし、本音を言えば・・・
土地の形状でも変わってくるし、家の大きさ、形によって坪単価は変動します。
なので、土地のこと、建物の希望を聞かないで答えるのには抵抗があるんです。
やっぱり答えた金額が大きく変わる事もあるし、お客様を迷わせる可能性もあるので。汗
そして、個人的に一番に避けたいのが・・・。
予算オーバーです。
坪単価で判断すると予算オーバーになる可能性も高くなります。
坪単価は家が大きくなれば安くなるし、小さくなれば高くなる。変動するので。
坪単価だけで考えると危険なんです。
なので、家は総額で判断する。
その結果、予算オーバーを防ぐ事ができるので!!
坪単価は1つの目安程度で考えてくださいね。
最後に
今回は坪単価について紹介しました。
家づくりの価格を解りやすくする便利な言葉です。
しかし、坪単価は変動する。
ここは覚えておいて欲しい部分。
坪単価だけで計算すると、思ってた以上に予算が上がる可能性もあるので。
家は総額で考える。
ここが大事なポイントです。
良かったら参考にして下さいね。