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【土地探し】後からお金がかかる傾斜地は注意が必要な理由。

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石川県小松市にある新築・リフォーム工事を手掛ける小さな工務店の代表です。住宅のプロなのに家づくりで失敗した経験を持つ僕だからお客様には失敗して欲しくない。自分の失敗した経験から少しでも家づくりを簡単に、そして楽しく体験出来るような情報を発信しています。
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こんにちは。

今日は職人さんとの打合せが多い1日でして。

自分も日焼けして黒くなったな~。なんて思ってたけど、職人さんは黒光りしてますね。汗

夏は日に当たらないのに、黒くなってく タカシマ です。

なんで・・・ですかね!?(笑)

 

今回は土地探しについて。

土地を購入して、後からお金が必要になるの代表的な土地が・・・

「傾斜地」です。

傾斜地を簡単に言うと・・・斜めになっている土地です。

ま〜、そのままなんですが。汗

こんな土地は傾斜地が多い。

それが、山を造成して分譲地をつくった。

このような斜面を利用した土地は傾斜地が多い。

 

傾斜地には分譲地が多いので、土地の見た目は良いです。

街並みはキレイだし、住みやく見えます。

でも、家を建てるまでに土地にお金が必要になる可能性が高い土地。

 

どんな部分にお金が必要になるのか?

その部分を解説してきます。

・傾斜地はどんな土地?

・傾斜地でお金が必要なポイント

・傾斜地を購入する時のチェックポイント

このような内容の記事になります。

これから土地探しを始める方、傾斜地の購入を検討している方には参考になる内容です。

 

【土地探し】後からお金がかかる傾斜地は注意が必要な理由。

土地を購入する時に気をつけるポイント。

それは、購入後の土地にお金がかかるのか?

ここは大事ですよね。

予算オーバーになる原因にもなるので。汗

 

例えば、相場が600万円の土地が多い地域で土地探し。

探していると相場よりも100万円も安い!!

500万円で売地が出ました。

 

安い!!これしかない!!

500万円で土地を購入したけど、家を建てる為に150万円の費用がかかった。汗

結果的に、相場よりも結局高くなった・・・

 

このような事例はよくあります。

家が建つ状態でいくらになるのか?

これが土地の価格なんですね。

 

傾斜地とは?

まっすぐに家を建てる事が難しい斜めの土地。

斜面など傾斜がついている土地を「傾斜地」といいます。

山を切り開いて土地を造成した。

斜面を利用して土地を造成した。

このような場所は注意してください。

 

傾斜地の特徴としては、価格が低く抑えられている土地が多く、建築基準法でも制限が必要な場合もあります。

 

傾斜地は平坦にしないと家を建てる事が難しいです。

土地の値段は安いけど、平坦にする工事費用が発生する土地です。

平坦にする工事も含めた土地の価格を把握してから購入を検討する進め方が大事だと思います。

 

傾斜地でお金がかかるポイント

傾斜地で家を建てる為に、後からお金がかかるポイントを解説します。

 

大きくわけると2つに分類されます。

この2つの部分は特に注意して検討して下さい。

地盤改良工事は山間部だから地盤が強い!って、思っていると予想が外れる場合があります。

実際に僕が予想を外しました。汗

実体験も交えて説明します。

 

敷地と道路の高さ

この傾斜地を購入しても、この状態では家は建ちません。

最低でも2つの工事が必要になります。

・駐車スペースの確保

・家を建てる部分を平坦にする

このような工事が発生します。工事内容を解説していきます。

 

駐車スペースを作成する為には傾斜地の土が邪魔です。

道路よりも高いので、現状では車を駐車できません。

駐車スペースの砂を撤去して、車を駐車できるようにします。

 

邪魔な砂を撤去して終わり。って、訳にはいきません。危険なので。

 

擁壁やブロックで土が駐車スペースに侵入しないように土留めを設置します。土留めをしないと崩れたら危険ですから。

この部分の土を撤去して駐車スペースを確保します。

撤去した完成イメージです。

 

このようにして、駐車スペースをつくります。

この工事では、不要な残土の撤去費用。

擁壁工事が必要になります。

 

まだ、家を建てる事はできません。

家が建つ部分を平坦にする必要があります。

まだ傾斜地のなごりがあります。

低い部分、高い部分をならして平坦にします。

平坦にして初めて建築工事を始める事ができます。

 

完成イメージです。

傾斜地では、建築工事を始めるまでに造成工事が必要になる可能性が高いです。

 

その土地の形状により金額も変動します。

土地を購入する前には、必ず総額を確認してから購入するようにしましょう。

 

地盤改良工事

傾斜地は山間部に多い造成地です。

山間部になると地盤は強い傾向にあります。

実際に僕の経験では、海や山に近くなるほど地盤改良工事の発生率は下がります。

 

山間部の傾斜地で建築の依頼を受けました。

見るからに山手なので、これは地盤改良工事は必要ないかも。

そう思い込みました。

 

いやいや。

待てよ。もしも地盤改良工事が必要だった場合のために少しだけ予算を入れておこう。

 

そして、調査の結果は地盤改良工事は必要。

さらに改良工事費用も普段通りでした。汗

少し予算を含んでて良かった。汗

 

でも、なぜ改良工事が必要だったのでしょうか?

それは、盛り土が必要だからです。

 

盛り土とは?
低い地盤や斜面に土を盛り上げて高くし、平坦な地面をつくる、または周囲よりも高くする工事を盛り土といいます。

 

上の図を見てください。

宅地Aは元の地形に不要な部分を切り取って宅地にします。

宅地になった状態でも、地盤強度は強い場合は多い傾斜地です。

 

逆に、宅地Cを見てください。

元の不要な部分を切り取る部分に加えて、新しく土を盛る部分が発生しています。

この新規で土を盛る部分は地盤強度が弱い箇所です。

盛り土の部分が多いと、地盤強度も出ないので地盤改良工事が発生しやすい原因になります。

 

土地探しで傾斜地を見るポイント

土地探しで傾斜地が気になっている。

気になっている分譲地が傾斜地。

このような場合に確認が必要な部分のチェックリストです。

良かったら参考に使ってください。

 

・道路と土地の高低差の確認

・擁壁・ブロック工事の金額を確認

・アプローチ、家に入る階段の金額を確認

・上下水道の確認、無い場合は金額を確認

・盛り土、切土の確認

傾斜地は金額設定が安いです。

安い理由は加算される工事があるから。

加算される工事金額も含めて、土地の総予算を把握します。

その金額で購入を検討する。

 

加算される可能性のある工事です。

購入する前に、不動産屋、建築会社に見積りを出して貰って検討するようにしましょう。

 

最後に

今日は土地探しでも、後からお金がかかる傾斜地を紹介しました。

 

傾斜地は価格設定が安く、お得に感じます。

でも、見えないお金が必要な土地が多い。

これも事実です。

 

目先の金額ではなく、家を建てる状態でいくらなのか?

ここをしっかり把握してから、購入をオススメします。

 

良かったら参考にして下さいね。

 

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