間取りの変更はいつまで大丈夫なの!?簡単に変更できない理由。
こんにちは。
石川県小松市 赤シャツアドバザー
タカシマ です。
間取りの変更はいつまで可能だと思いますか?
・仮契約まで
・契約まで
・着工前まで
色々なタイミングがあり、建築会社でも違うと思います。
でも、ここからは絶対に変える事ができない。
そんなタイミングが存在します。
それは、建築確認申請提出後の間取りの変更は不可です。
この部分は建築会社で共通の認識です。
間取りは本当に悩むと思います。
打合せのタイミングによっては・・・
「あっ!?この壁を少しだけ動かしたい!!」
なんてコトもあります。
そんな間取りの変更のタイミングについての記事です。
・間取り作成の流れ
・間取りを変更できない理由
このような内容になります。
これから家づくりを考えている方、間取りを検討している方には
参考になります。
間取りの変更はいつまで大丈夫なの!?簡単に変更できない理由。
請負契約が終わり、いよいよ着工。
でも、その前に「建築確認申請」という書類を検査機関に提出する必要があります。
この時には間取りや、仕様が建築基準法などの法令に
適してするのか?着工前に事前にチェックを受けます。
問題ないよ。と受理されてから工事が初めて着工ができます。
基本的には建築確認申請後の間取りの変更は不可になります。
この確認申請提出が間取りや仕様の変更が可能か??
このタイミングが基本になります。
確認申請後の建物の変更は可能??
確認申請を提出し受理を受けると、いよいよ工事が始まります。
今までは1/100の図面でマイホーム見ていました。
それが実寸になり、実際の大きさを感じるコトができます。
家の見え方も感じ方も図面とは全く違います。
いざ着工となると、図面を毎日のように見ます。
細かい部分が気になるときもあります。
「このサッシを少し大きくしたいな〜」
「やっぱりカーポートも欲しいな〜」
「キッチンのメーカーって変更できるのかな?」
着工後の変更の相談を受ける事があります。
確認申請後は間取りの変更は出来ないけど・・・
間取りに関係ない変更は確認申請が受理した後でも大丈夫なのか??
ここが気になる部分です。
法的に問題なければ変更可能です。
あっ。大事な事が・・・お金はかかります。。汗
変更する方法としては2種類あります。
・1つは軽微な変更。
・2つめは計画変更。
軽微な変更に該当する場合は、文字通り書類の訂正や、簡単な書類を提出するだけなので、そこまで難しくありません。
ただ、計画変更の場合は簡単に行きません。
ほぼ最初から確認申請を提出する手間や労力が必要になります。
敷地や、建物の面積の増減は計画変更になります。
最初からやり直しなので、コストと労力が必要です。
間取りを変える事は可能です。
でも、お金と労力。
ここが必要になる訳です。
確認申請以外にも問題があります。
それは、工事の進捗状況です。
工事の進捗状況にもよりますが。
・部材の発注
・職人さんの段取り
現場に搬入されてないけど、部材の発注が完了の場合もあります。
すでに搬入待ちの部材のキャンセルはできません。
新しい部材を貰う必要があります。
その部材の分だけ金額が増えるコトになります。
そして、職人さんの段取り。
部材が入らないと職人さんの段取りを変えるコトになります。
すぐに現場に入れない場合もあります。
職人さんも色々な仕事をしてるので。汗
その結果、工期が伸びる可能性が高くなります。
お金と工期。
この部分が変更になる可能性が高いです。
どれぐらい金額アップになるのか?
工期は伸びるのか?
確認してから変更を検討しましょう。
間取りが出来るまでの流れ
確認申請後に大きな間取りの変更が出来ない理由は理解しました。
でも、住宅会社によって間取りの変更ができるタイミングは違います。
A社は確認申請まで可能。
B社は契約後の間取り変更は不可
このように住宅会社で間取りが変更できるタイミングは違います。
その理由を解説する前に、どのように間取りの作成が進むのか?
流れを確認してみましょう。
間取りが出来る流れ
ここまでが基本的なプラン打合せの流れです。
すぐに決まる方もいれば、この流れを何回も繰り返す方もいます。
特に正解はありません。
あなたが納得できる。
ここがゴールだと思います。
逆に、ここでシッカリ間取りを決めておく事は大事です。
プランが決まった。
次はこのような流れになります。
間取りが完成して、着工までの流れになります。
プランが決まった後も、すぐに着工できません。
着工までは決めるコトも多く、確認作業も多いです。
この工程を通って着工ができます。
家づくり全体の流れをまとめた記事です。
一緒に読むと参考になると思います。
間取りが簡単に変更できない理由
ここで注目して欲しい部分。
それは担当の交代です。
設計士→インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーター→設計士
設計士→現場監督
住宅業界は専門分野を担当する専門職がいます。
当然ですが、引継ぎは行っています。
でも、言葉で全てを伝えるのは実際に難しい。
そんな時に重要になるのが「図面」です。
その図面がコロコロと変わるとミスの原因になります。
僕はプラン決定時で図面の変更が出来ない理由を
お客様に伝えます。
もしも、まだ不安な場合。
内装の打合せに進まないで、プランを確実に決めましょう。
内装打合せ時に図面が変更になると・・・
それは、コーディネーターの分野ではありません。
また、設計に戻ります。
専門分野の担当者と打合せをします。
人も変わり、図面も変わるとミスの原因になります。
住宅業界がクレーム産業って言われる1つの原因です。汗
伝達ミスを防ぐ為にも、図面が変更できない。
そんな時期を決めるのは大事なんですね。
図面が変更できない・・・
こう聞くと構えてしまう部分もあります。
でも、変更できる期間では納得いくまで検討しましょう。
納得して次のステップに進む。
こんなイメージで家づくりを進めていく感じです。
最後に
一生に一回の買い物と言われる住宅。
完成した後では変更は絶対に無理なので・・・
そう思うとお金がかかっても変更したくなります。
でも、一番いいのは変更が無い事。
お金的にもそうだけど、工事的にもね。
なんで変更が出来なくなるのか?
その理由を把握しておけば準備も出来るので。
もしも、どうしても変更したい場合。
そんな時は早めに相談してください。
早い段階だと僕たちの出来る事も多いです。
そして、費用も最小限に抑える事が出来る場合もあります。
気になる事があれば「早めに」相談する事が大事なんですね!
よかったら参考にして下さいね。